まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

福本塁(ふくもと・るい)

2016年10月18日

福本塁(ふくもと・るい)

防災トランプ開発者
株式会社ウイングベース代表取締役
神奈川わかものシンクタンク代表理事
東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻博士課程
青山学院大学 地球社会共生学部 非常勤講師
LCA国際小学校 IT・論理教育特別顧問 初等英語教育法研究開発顧問
相模原市立小山中学校 防災教育アドバイザー

1982年生まれ
出身地:東京都。現在は神奈川県愛川町在住。相模原市、横浜市在勤。
最近の防災・減災活動:
日常の会話になかなか出てこない「身近な危険」や「災害」について個人の体験談や考えを共有する場がつくれる「防災トランプ」を開発。
日常を舞台にした具体的な体験談をもとに「防災」について世代をこえて楽しく話し合う場を形成する活動を行っている。
特に、体験(事実や出来事)を経験(独自に解釈し意味をつけ、価値観を変容)に変えることで社会をよりよくする行動を促していくことを心がけている。
【講演活動】
①世代をこえて防災を楽しく話し合う場づくり ②防災トランプワークショップ 等
○実績一例  平成28年度 福岡県自主防災組織連絡会・リーダー研修会
平成27年度 東京都大田区防災講習会
平成27年度 横浜市港南区防災講演会 ワークショップ
平成27年度 名取市・岩沼市商工会 合同役員・部会役員等研修会
平成26年度 横浜市港南区防災講演会
その他、小中学校、高校、大学、自治会防災訓練、社会福祉協議会、消防本部、公民館、企業、生協、商工会議所、青年会議所、ロータリークラブ等 多数
※詳細な講演実績は「詳細プロフィール」をご覧ください。
【詳細プロフィール】
http://bousai-story.jp/staff_intro/福本塁/

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

2004年に癌で亡くなった兄の最期の言葉は「自分の分まで社会貢献してほしい」でした。その言葉をきっかけに地域活動を始め、家族を持ち、防災活動に取り組み始めました。地域活動の縁から東日本大震災発災直後の3月に南三陸町の救急医療活動に従事しました。その後、被災地で得た経験と失敗をもとに「防災をテーマに参加者の能動性を引き出す場」が必要だと感じ、世代をこえて防災を楽しく話し合う場づくりに取り組み始めました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

1番の失敗は、被災地の経験を伝える活動を始めた際に、一方的に伝える場となり、参加者を受け身にしてしまったことです。僕が被災地で学んだことは能動性でした。これは自分で気づき、考え、行動することを前提に様々な人と協力していく姿勢を指します。この視点が完全に抜けていました。この失敗に向き合った結果、体験や考えをシェアできる「防災トランプ」を開発し、楽しい防災で地域をつなぐ活動に取り組むことになります。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

僕はそのつながりをつくる活動をメインにしていますが、地域の「防災意識が高い方」をつなげるという意味では実績があり、全国的に広がっています。一方で、一番の課題はそのような場に参加していない方々へのアプローチです。興味がない方、出歩けない方、障がいをお持ちの方、日本語を話せない方など様々ですが、視点を防災から少しずらして巻き込むイベント(祭りやBBQ等)を企画して取り組み、担い手の育成に力をいれています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

防災トランプを開発し、世代をこえて防災について楽しく話す場づくりの取り組みを各地で定着させるために「プレイリーダー」を養成し、162名を認定しました。社協職員、先生、消防団員、公務員、事業者、店員、美容師、歯科医、学生、会社員、主婦等、様々な人が場づくりの担い手となり、各々の地域や活動に取り入れ、様々なエピソード、課題や解決策の共有、新たなつながりをもたらしてくれています。
プレイリーダーの詳細 → http://bousai-trump.jp/leaders/


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

僕は今まで講演会等を通じて「自宅で防災訓練をしたことがありますか?」と1万2千人以上に質問してきました。しかし、Yesと答えたのはわずか0.4%程度です。長く過ごすはずの自宅において備えが十分でないため、自宅や家庭における(特に自分や家族のための)防災訓練の実施と、ご近所さんの助け合いを促進する企画や特集を期待しています。僕も地道にこの活動を継続していきたいと思いますので企画の際には是非お声かけください!