まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

米満弘一郎(よねみつ・こういちろう)

米満弘一郎(よねみつ・こういちろう)

社会医療法人寿量会 熊本機能病院

出身地:熊本県
最近の防災・減災活動:「熊本地震における民間被災病院の入院患者避難対応の検証」「災害時病棟放棄における経営的BCP~熊本地震における当院の経験から~」

防災を取り組み始めたきっかけは?

私は救急医で、大阪の病院の救命救急センターで仕事をする機会があり、その時の阪神淡路大震災の教訓が大阪全体でとても大きく残っていました。またその時に福知山脱線事故という大参事があり、その患者さんの治療に携わり、災害、事故の悲惨な状況を目の当たりにし、救急医としてDMATなどの活動に参加すると同時に、社会の防災に関心を持つようになりました。
その後、熊本機能病院の理事長として、2016年に熊本地震にて病棟避難、病院損壊の経験をし、BCPについても大変重要視しています。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

熊本大学救急部に在職中、熊本県においてドクターヘリを導入する検討が始まりました。当時の救急部の教授と共に、熊本県にもしドクターヘリがあれば治療効果が良くなったであろう症例を一例一例分析しました。すると、年間250件近くの症例で、ドクターヘリの有効性に期待が持てることが分かり、県でのドクターヘリ導入のひと押しとなりました。
今やドクターヘリは当たり前になってきていますが、防災に関して非常に大きな前進であると考えています。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

病院の経営者として、災害に面したときにはまず、いかに自分たちの安全を確保するかが重要になりますが、当院では防災訓練をあえて地域の方々と一緒に行っており、近隣住民の方にも見学いただいています。今後も、地域の方々の災害意識を高める活動が地域病院としてより重要になってくると思います。
そのためには、病院として普段から地域住民の方との連携を深める取り組みが課題であると感じます。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

地域の病院としてこれからの防災活動で重要なことは、情報共有として、アナログとデジタルの両立だと思います。高齢者とのアナログの関係も重要ですし、スマホなどのITツールを大いに活用する必要もあります。
現在はAiなどの応用もされていくと思います。Aiにて医療現場のデジタル化に取り組んでいる、株式会社ワイズリーディングさんとIT化を相談したりしています。是非、ITやAiで解決する防災について教えてもらえればと思い、中山社長をご紹介いたします。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

熊本地震を経験した際、地元の人々の多くが「まさか熊本が」とつぶやきました。まさに防災意識とは、「自分は大丈夫だろう」という誤解との戦いだと思います。「のど元すぎれば熱さ忘れる」人間の習性に打ち勝ち、常に危機意識を持ち、未然に防ぐ努力をしていく「つながり」が非常に重要だと思います。

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