まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

蛭川理紗

2022年11月9日

蛭川理紗 (ひるかわりさ)

名古屋大学 減災連携研究センター エネルギー防災(中部電力)寄附研究部門 ・特任助教

主な活動地域:

愛知県 名古屋市

最近の防災・減災活動:

  • 2022年07月 愛知県 名古屋市 名古屋大学減災連携研究センター 「第128回げんさいカフェ」 『今の暮らしを続けようとすることが防災なのだ ~ 子育て世代の防災を考える~ 』 http://www.gensai.nagoya-u.ac.jp/?p=21243
  • 2022年08月 名古屋大学減災連携研究センター 「みんなをまもるうた」、「げんさいかん体操」 http://www.gensai.nagoya-u.ac.jp/?p=21862
  • 2022年03月 愛知県 名古屋市 東海圏減災研究コンソーシアム第9回シンポジウム「防災・減災に向けた技術開発最前線」『子育て世代への防災啓発技術』
  • 2022年07月 愛知県 名古屋市 名古屋大学MEBINAR シリーズ第10回 「災害の“その時”をイメージする。」 『子連れ防災で大事なこと ~「家族で備える」を考える ~』

防災を取り組み始めたきっかけは?

中部電力株式会社から名古屋大学減災連携研究センターの寄附研究部門へ出向することになったからです。学生時代は土木工学を専攻し、会社でも水力発電設備や変電設備などの土木構造物の設計を担当していました。土木の世界で生きていたので、防災というと「耐震」のようなハード対策を考えがちでしたが、減災連携研究センターにきて、いろいろな防災に触れ、災害が起きた時に自分の子どもを守れるのか、とても不安に思いました。そこで、子育て世代や子どもへの防災啓発を考えるようになりました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

子育て世代へ防災啓発をする際、子育て世代は忙しいため、手が回らず、被災経験もないため、我が事として考えられないというように、防災について考える自体が高いハードルになっています。一方、子どもは危ないと思うことは素直に危ないと思うし、啓発方法が楽しければ、家に帰ってから、その内容を親に伝えてくれます。子どもに言われると親はハッとする、そういう経験が自分自身にもあったので、子どもを介して親世代を啓発するやり方を始めました。カルタや歌や体操などキャッチーで楽しい教材を作り、楽しい気持ちから防災に触れてもらい、それを親世代にも伝えていく…そんな啓発方法が効果的だと感じています。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

最近の子育て世代は共働きで核家族で住んでいる方が多く、ご近所付き合いというものが希薄化しています。ママ友・パパ友といった付き合いの中でも「防災」は話題にならず、いざというときに助け合える環境にあるのかというと難しいように感じます。常日頃から「防災」について話せる環境作りが必要だと思っており、ママ友・パパ友の中でも子どもを介して「防災」という話題が自然と会話に出るようにしたい、それが私の現状の課題です。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

TEAM防災ジャパンでは、同じ思いを持ったいろいろな人とつながることができ、良い架け橋になると思います。私自身は、会社に戻って、仕事としては防災から離れることがあるかもしれませんが、今後も防災啓発活動は続けていきたいと思っていますし、このTEAM防災ジャパンのつながりを大切に、みなさまと一緒に防災・減災の実現に向けてがんばっていきます。