まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

遠藤聡

2016年12月13日

遠藤聡 (えんどうさとし)

JICA青年海外協力隊 エルサルバドル 防災・災害対策職種 (2017年3月帰国予定)

主な活動地域:

東京都 全域

生年月日:1983年4月12日
出身:東京
最近の防災・減災活動:
地震、洪水、土砂災害など自然災害が多いエルサルバドルにて、コミュニティ防災等日本の防災手法を利用した防災啓発活動に従事しております。
特に重点をおいた活動は神戸のNPOが開発した子供向け防災イベント「イザ!カエルキャラバン(http://kaeru-caravan.jp/)」をアレンジして、現地防災機関と協働で小中学校での開催巡回です。今まで36校で開催し、約5000人の生徒と教員が参加しました。

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

2011年東日本大震災において1年弱宮城県石巻市で災害支援団体「ピースボート災害ボランティアセンター」にて復興支援の従事。その後、同団体の嘱託として2013年伊豆大島台風被害、2014年広島土砂災害などでの復興支援に従事。
その間に海外ではフィリピンのハイエン等多くの自然災害があり、海外での防災・災害対策経験をしてみたくなり、JICA青年海外協力隊の防災・災害職種へ応募しました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

カエルキャラバンのイベント内には救急法、防災クイズ等複数のブースを同時に出すのですが、協働する機関の職員が少ないためブース担当の担い手が足りず、支障をきたすことが多々ありました。そこで各学校の年長生徒達をブース担当に指名し、事前研修を行うことにしました。
研修中は興味なさそうだったり集中力が続かなかったりしましたが、いざ当日になり指導側になると生徒達も真剣になって教え、生徒共々イベントを楽しんでいました。以後、年長者が年少者を助けるという意識づけ、自発性にも寄与するこの手法がスタンダードになりました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

2年の任期の内、残り4ヶ月になったのですが、本格的な技術移転が課題になります。カエルキャラバンを広め全国展開、定期的に開催する土壌を作るにはイベントをコーディネートする人材が多く必要となります。
地域の若者、協働する防災機関の他にNGO、教育機関などと連携していくこと、そして誰でもわかるカエルキャラバンのマニュアルを現地語で作成する必要があります。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

ピースボート災害ボランティアセンター(http://pbv.or.jp/
阪神・淡路大震災以降、国内外問わず災害救援に従事している団体。東日本大震災の復興支援も継続し、行政や民間組織と連携しながら防災・減災を推進しています。

萬代好伸さん(石巻在住の東日本大震災語り部)
本職は建設業にもかかわらず、講演回数は100回以上で「命を守る大切さ」や「次世代のための防災」を伝えています。また支援への「恩返し」として、2011年那智勝浦、様々な被災地で重機を操り災害救援ボランティアを行っており、被災された方が新たな被災地へ支援することで、心のケアの面でも大きな効果があります。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

TEAM防災ジャパン様のような防災、災害対策における中間支援、知識啓発する組織はとても意義が大きいと思います。防災・災害救援では様々なバックグランドの組織が連携すること、幅広くいろんな取組みを知ることが大切だと常日頃から感じているので、今後とも応援しております。
帰国後になんらかの形で、TEAM防災ジャパン様と繋がれればうれしいです。