まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

長谷川修一(はせがわ・しゅういち)

長谷川修一(はせがわ・しゅういち)

香川大学創造工学部教授
香川大学四国危機管理教育・研究・地域連携機構 副機構長 危機管理先端教育研究センター長
四国防災共同研究センター センター長

出身地:島根県生まれ、愛媛県育ち
最近の防災・減災活動:香川大学の学生による防災まち歩き「ブラハセ」を高松市内や倉敷市真備町で実施し、2020年2月シンポジウムを開催
2019年地域防災グランプリを 2020年2月に坂出市で開催
地盤工学会四国支部、全国消防協会消防実務講習会、高校の研究会、自治会等で講演活動をするとともに、各地で「防災まち歩き」を行う

防災を取り組み始めたきっかけは?

活断層や地すべり等の地盤災害の調査研究をしていましたが、防災・減災に取り組み始めたきっかけは、2004年の度重なる台風災害。台風23号による土石流の現地調査で被災した地区の方が、土石流の繰り返しによってできた土地に住んでいることを全く自覚していないことを知り、大地の成り立ちから災害リスクを知ってもらおうと防災まち歩き、地域コミュニティ防災マップの作成を始めました。
最初の防災マップは、2005~2006年に今や日本一の自主防災会になった丸亀市川西地区で作成しました。今では、大地に関心を持ってもらおうと、ジオパーク(大地の公園)の活動にも力を入れています。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

香川大学では、2009年度から防災士を養成するため、全学部の1年生を対象とした授業を通年で開講しています。
2014年度からは、副専攻プログラムの1つとして、1年生で防災士を取得した2年生以上を対象に防災ボランティア講座、防災ボランティア実習を開講し、実践力ある学生防災士を養成してきました。また、2014年2月には防災士資格を取得した学生を対象とした「香川大学防災士クラブ」が、また2014年7月には機能別消防団「香川大学防災サポートチーム」が結成され、防災・災害ボランティア活動を継続しています。2018年度からは創造工学部に防災・危機管理コースは設置され、毎年25人前後の防災・危機管理のプロを目指す学生が入学するようになり、3年目を向かえました。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

防災・減災活動をして感じるのは、平均年齢が高いことです。もっと、子育て世代に当たる20~40歳代に加わって欲しいのですが、これが大きな課題です。おそらく防災だけでは心を動かせないので、防災+Xが必要だと感じています。自分のXは、専門分野を活かしたジオパークの活動で、讃岐ジオパーク構想を提唱してネットワークづくりに力を入れています。
防災も地域活性化も、「ひとづくり、きずなつくり、まちづくり」(丸亀市川西自主防災会の岩崎正朔会長のモットー)だと思います。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

2019年9月にあんどうりすさんが、防災キャンプの訓練のために香川大学創造工学部に来てくださったのに、会議などのためにお会いできなかったのは今でも残念です。
感染症が蔓延した時には、体育館などの集団避難生活ではなく、家族別にテント生活のニーズが高まるので、防災・危機管理コースのカリキュラムにアウトドア生活の技術が必要だと感じています。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

地域からのボトムアップの防災活動が地域コミュニティを変え、地域の自治体を変え、更には国を変えることができるのではないかと期待しています。

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