まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

隈本邦彦(くまもと・くにひこ)

隈本邦彦(くまもと・くにひこ)

江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授 名古屋大学減災連携研究センター客員教授

生年月日:1957年9月7日
最近の防災・減災活動:名古屋大学減災連携研究センターで毎月開催している防災・減災だけをテーマにしたサイエンス・カフェ「げんさいカフェ」をすでに95回開催しています。防災に特化した「対話の場」の創出をこれほど長く継続しているのは世界でもここだけでしょう。
また東海地区で防災・減災にかかわる報道関係者と研究者と行政担当者が、顔の見える関係で学びあう「NSL」ももう18年続いています。http://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/torikumi/ssh19012.html

防災を取り組み始めたきっかけは?

大学教員になる前はNHKで記者をしていました。気象庁担当や社会部災害担当だったころが防災に目覚め(笑)でしょうか。当時全国で発生したさまざまな災害を現場で取材しました。名古屋放送局の防災担当デスクをやっているころに名古屋大学の山岡先生福和先生、鈴木先生たちと出会いました。もちろん時事通信の中川さんや当時中京テレビの武居さんら、マスコミ界の防災オタク(失礼)の皆さんとも。それもきっかけです。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

サイエンス・コミュニケーションが私の今の研究分野ですが、それを防災・減災の分野にどう応用するかを一つのテーマにしています。サイエンス・カフェのような対話を中心とした「双方向コミュニケーション」は、その有力な手段だと思って実践してはいますが、こうした規模の小さなイベントでは、なかなか広がりが得られません。息長く、多くの場所でそうしたコミュニケーションの実現が図れるようになればと思います。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

メディアの人たちと防災にかかわる研究者・行政マンが「つながる」ことは、とても大切だと思います。2001年に名古屋で私たちが立ち上げた「NSL=Network for Saving Lives」はそれを目指した活動です。それぞれ立場の違う人たちが、月に1回の勉強会やときどき実施する合宿などを通じて、防災・減災によって「人の命を救う」という同じ目的を共有し、顔の見える関係を構築する取り組みが、もう18年も続いています。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

NSLと同じような取り組みが、関西地区で「関西なまずの会(減災勉強会)」、東北地区で「みやぎ『災害とメディア』研究会」が発足しています。これらの会と連携するとともに、全国の他の地域にも同様の「メディアと研究者が、災害時でないときにつながっている」取り組みを広げていきたいと思っています。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

若い人たちにもっと防災・減災に関心を持ってもらい、主体的に参加してほしいと常に思っています。働きざかりの会社員や、子育て中の夫婦などは防災・減災のイベントになかなか参加してくれません。ですから、このサイトのようなインターネット経由の情報提供やSNSなども活用して、若い人たちにもっとアピールしていくことが期待されます。

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