まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

黒田洋司(くろだ・ひろじ)

黒田洋司(くろだ・ひろじ)

(一財)消防防災科学センター

生年月日:1960年9月29日
出身地:宮崎県延岡市
最近の防災・減災活動:平成30年度〜 総務省消防庁「市町村長の災害対応力強化のための研修」に関わる。
市町村長と研修指導員が一対一の対面方式で行う点が大きな特徴の研修で、参加する市町村長には「Z市」という仮想の市の市長になってもらい、台風の接近から大きな被害が発生した後までの流れの中で研修指導員から市町村長としてのさまざまな対応を一対一で問いかけ、判断を求める(2時間ほど)
報道対応では市町村長が記者役となり、いつもとは逆の立場で市長役の研修指導員に質問をぶつけることも行う。市町村長のさまざまな個性を知ることが可能で、事務局の立場としても意義のある機会となっている。
https://www.fdma.go.jp/publication/ugoki/items/rei_0105_33.pdf

防災を取り組み始めたきっかけは?

ウルトラマンで科学特捜隊に惹かれ、いざというときには「正義の味方」が助けてくれるという幻想を抱きました。そうした思いを胸に、大学の卒業論文では、水害に見舞われた地域や住民の立ち直りをテーマにアンケートをとりました。そして修士論文で災害時の保健医療に関わる組織同士のいざこざなどを調査する中で、正義の味方は存在しないこと・自分自身や組織同士の連携が大事なことに気づきました。
危機に立ち向かう人や組織の行動に興味を抱きながら、今の職に就くことになりました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

平成31年3月に、大きな災害を経験した6人の市長さん・町長さんにインタビュー(https://www.isad.or.jp/video/)する機会がありました。どなたからも、災害時のリアリティがかいま見え、災害対応の一次的な責任を有する市町村長という立場の難しさを直に知ることができました。
なお、平成29年度九州北部豪雨災害で陣頭指揮にあたった日田市長(原田啓介さん)へ行なったインタビューでは、防災ラジオを情報伝達手段の柱とする意義が語られていますが、令和2年7月豪雨災害では実際に、大分県日田市の防災ラジオが避難促進に役立ったことが取り上げられていました。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

職業人としてのつながりは30年という経験の中でそれなりにありますが、家庭人としてのつながりは心細い限りです。
マンションの防災委員会に関わってはいますが、各種事例集で紹介されているような活発な活動には至らず…せめて、大きな地震が起きたときは市役所から預かっている避難行動要支援者名簿を基に安否確認だけはできるよう、計3人のメンバーで気に留めている程度です。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

昨年、地元三鷹の「みたか防災マルシェ」というイベントに関わりました。お天気実験ワークショップ・防災講話リレーなどいろいろな催しがありましたが、地元にこんなに防災に関心を持って行動している人たちがいるんだと知ることができました。そこで、ぜひこのイベントについてもう少し知りたいので、実行委員会の委員長を務められる「防災団体 やろうよ!こどもぼうさい」の山崎光さんにつないでいきたいと思います。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災のソフト面の取組みはなかなか効果が見えにくく、「継続」が壁になりがちです。大きく中身が変貌することも、こじんまりすることもよしとしながら、とにかく長続きしてほしいなと思います。

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