寄稿者様への御連絡は、各御所属先へお問い合わせください。
- 主な活動地域
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東京都 全域
- 最近の防災・減災活動
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生年月日:1969年4月27日
出身地:千葉県
最近の防災・減災活動:
・(社)スマートサバイバープロジェクト (SSPJ)
・乳幼児・未就学児ママ向け備災講座「防災ママカフェ」
・乳幼児・未就学児ママ向け備災講座「防災ママカフェ」公式Facebookページ
・自分と大事な人のいのちを守る!小学校向け備災講座「防災こどもカフェ」
・企業、行政向け講演「『防災まちづくり』から考える新時代の社会貢献 ~モノが売れない時代の顧客、ヨノナカとの関わり方~」
・防災に取り組み始めたきっかけは?
東日本大震災の際、被災したママと子どもたちへの物資支援活動を通じて知った、過酷な被災経験や子どもを守る知恵、「早く全国のママに伝えて子どもを守って欲しい」「もう他のママにはこんな思いをして欲しくない」という思いを聞き、あの日何が起こったか、どうやって子どもを守ったか、今ママとして何が出来るかをまとめた「ママのための防災ブック」を作り、防災に興味関心の薄い乳幼児・未就学児のママたちに、難しい専門用語一切なし、映像や画像で分かりやすく、被災したママたちのリアルな声を、ママの心に響く「ママ語」でお伝えする「防災ママカフェ」を実施。今まで150回、8000人近い方々が参加。
・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。
企業のマーケティングやブランディング、PR等の仕事をしてきた関係で、どうしたら防災無関心ママたちの心が動き、講座に参加したくなり、自然に備災行動を引き出すことができるかを考え、「ママの行動のツボ」を押さえたコンテンツを作って講演やワークショップという形で投入するのが楽しく、ママたちが泣いたり笑ったりしながら、明らかに来た時と変わっていく姿、地震国で子どもを育むママとして腹をくくっていく姿を目の当たりにすると、微力ながら家族の未来と笑顔を守ることにつながった気がして、とても嬉しく思います。
・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。
全国どこに行っても、地域の防災団体や行政の防災セミナーには「いつも決まったメンバーや、地域の高齢者しか来てくれない」との悩みをお持ちで、「どうしてこんなにママが来るのか」と見学に来られることも増えてきました。
地震国である我が国の被災想定の過酷さに反し、無関心層の増大、基本的な防災知識の欠如、「いざとなれば誰かがどうにかしてくれる」という消費者的意識の人が増え、防災教育の重要性は増すばかりですが、私としては一方的に防災の必要性や手法を上から投げつけるような防災教育ではなく、圧倒的大多数である防災に興味関心がない人たちに、まずは相手を知り、手に取ってもらえる形にすること、つまり防災教育提供側が「興味関心のない人に伝える力」を磨くことが大切になってくると思っています。
・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。
たった一人で防災ママカフェに参加したママが、「ぜひ自分の地元で!」と、行政や地域防災団体とつながり、地域企業の協賛をもらい、200人のママを集めて私を呼んでくれたり、主催ママたちが集まって自主防災組織を結成したり(全国で10団体誕生!)、そして発災時には物資支援の課題である「ラストワンマイル」を埋め、地域ママに届ける「備災ママスター制度」、福岡市とイオンとSSPJ、地域ママ団体との協働プロジェクト「備災のまちづくり@福岡」も発足。
しかし、ママの意識や行動が変わっても、ママだけで子どもを守れるわけではありません。SSPJの仲間、地域行政、団体の皆様が、「地域の子をみんなで守ろう」と立場を超えてママとつながり、惜しみなく力を貸してくださり、さらに大きな輪になるのが本当に有り難く、防災なんて言わなくても、これが地域に生きるということなのではと思っています。
・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。
「素晴らしい活動」「たくさんの人に知ってもらいたい情報」なのに、防災関係以外の普通の人にあまり知られていない…何となく、防災教育と同じ状況にあるように思います(笑)。どんな人にどう活用してほしいのか、防災に興味がない大多数の人に何と言えば届くのか、その辺りを整理し、アピールした来のではと思います。私も喜んで全国の防災に興味がないママたちに「TEAM防災ジャパンサイト」をアピールさせていただきます。
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