運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

リレー寄稿

地域防災の担い手をご紹介

寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

河内毅(かわうちたけし)

公益社団法人中越防災安全推進機構 地域防災力センター長
チーム中越 事務局長

主な活動地域
新潟県 長岡市
最近の防災・減災活動

生年月日:1972年1月19日
出身地:静岡県裾野市
最近の防災・減災活動:長岡協働型災害ボランティアセンターのメンバーとして、平時から公開型の勉強会を企画運営し、地域における平時からの顔の見える関係を構築・強化。
http://ndcvc.org/
青年会議所などと協力して全国の市区町村などで防災ネットワークの構築を支援。長岡市や新潟市などにおいてコミュニティや地域の防災力向上のための講演やワークショップを実施。

・地域防災にはまったきっかけは?

もともとは中越地震の復興支援に関わっていたのですが、職場の事情でいつの間にやら防災の世界へ。最初は戸惑うことの方が多かったですが、新潟は災害が多い土地柄ということもあっていつの間にかどっぷりつかってしまいました。災害は起きて欲しくはありませんが、災害を通して出来た人と人とのつながりは私にとっての財産です。

・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

孤軍奮闘しないこと、むしろ積極的に仲間を頼ること。災害支援の現場では一人で課題を抱え込みがちになってしまいますが、一人で出来ることにはやはり限りがあります。他人を頼ることは、支援の可能性を切り開くだけでなく、他の人に活躍の場を提供するエンパワーメントの意味合いもあるのだと感じています。そのためには平時から顔の見える、腹を割って頼める関係性が大切だと思います。

・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

組織間の壁、セクショナリズム。普段あまり関係性のない組織が災害支援の現場で連携・協働して活動をすることは簡単なことではありません。被災地のため、被災者のためというミッションは一致していても方法論が少し違うだけで災害現場では簡単に対立が生まれてしまいます。だからこそ、平時から協働型の災害支援体制を築いておくことが大切です。

・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

新潟で防災や災害支援活動を一緒に行っている、新潟災害ボランティアネットワークの李仁鉄さん、天理教災害救援ひのきしん隊新潟教区隊隊長の吉澤清人さん、新潟恩返し隊隊長の棚村克巳さん、新潟NPO協会の井上基之さん、新潟県社協の河野弘輝さん、日本青年会議所新潟県ブロックの井口明彦さんを推薦します。 新潟では災害時に支援し合える仲間のつながりづくり、ネットワークづくりを平時から行っています。

・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

多様な人がつながることで、災害時の支援活動の可能性も大きく広がるのだと思います。そんな多くの人たちがつながれる場、まさにTEAM防災ジャパンがこれからどんどんと大きくなることを期待します。
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