寄稿者様への御連絡は、各御所属先へお問い合わせください。
- 主な活動地域
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大阪府 大阪市
- 最近の防災・減災活動
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生年月日:1971年11月25日
出身地:大阪府
最近の防災・減災活動:著書「もしときサバイバル術Jr」太郎次郎社エディタス
監修「めざせ!災害サバイバルマスター」太郎次郎社エディタス
ジャパンアウトドアリーダーズアワード2019優秀賞受賞
公益財団法人日本キャンプ協会主催キャンプ大学にてMost Impressive Presentation賞受賞
ホテル日航関西空港での親子講習を年間を通して開催
防災を取り組み始めたきっかけは?
東日本大震災の時に、何度もボランティア活動に参加していた中で、アウトドアを生業としている自分にこれから何が出来るかを考えた時に、子どもたちが自助共助出来るように学習サポートをしていこうと思いました。被災地で津波に流された家の屋根の上で一晩中震えながら一人で過ごしたという中学生の話を聴き、親と離ればなれになった時のためにもサバイバル力が必要だと感じました。そのタイミングで大阪を変える100人会議という団体のコラボ事業として2012年にプロジェクトが結成され、2013年に法人化しました。
ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。
当初は2泊3日のサバイバルキャンプを年に数回行っていましたが、回数が限られることと、参加に対してのハードルが高いイメージがあり、参加者の感想は良かったにもかかわらず集客は思うようにいきませんでした。また子どもたちはキャンプが終わって1か月もしないうちに防災減災に対する意識は薄れてしまっていました。そこでプログラムを全体的に見直し、日帰りで楽しみながら、継続して学習したくなる仕組みづくりに着手しました。2017年から、現在行っているサバイバルマスター制度をスタートし、2018年5月に公式テキストでもある私の著書が刊行され、全国で講習会や指導者養成講座も行っておりますが、まだまだこれからです。
防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。
子どもを対象にした防災教育は、イベント的に半日や1日参加して終わりというものが多いが、それでは課題の解決に繋がりにくいと思います。学習の継続性を持たせるにはモチベーションを維持するプログラムデザインが必要です。また、起こり得る災害は地域によって異なるので、地域ぐるみでの連携が必要だと思います。そのためにも日中に地域にいる中学生や高校生が主体となり災害対策を行える仕組み作りが必要になってくるのではないでしょうか。当協会ではそうした視点から、子どもが自助力を身につけ、共助に目を向けるための学習を行い、地域防災を担うようなモデルケース作りをしていきたいと思っております。
ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!
私が大阪ボランティア協会の研究会メンバーとして、スペシャルニーズのハンドブックを作った時に話題に出たのですが、こども支援という面で言えば、全国にいる私たちのような野外活動団体と繋がっておくことは、大きな力になると思います。自助出来る人がたくさんいますし、子どもの遊び場作りなども得意な人も多いです。私自身も東日本大震災の直後に自然体験活動団体を通じて知り合った、岩手県のNPO法人遠野まごころネットを主な拠点としてボランティア活動をしておりました。実際に津波に流される経験を持たれていて、自然体験活動の仲間でもある理事長の臼澤良一さんを推薦したいと思います。
TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。
個人レベルでの活動だけではなく、地域ぐるみの活動や中高生の行っている取り組みなども紹介することも価値があるのではないでしょうか。他の地域の方が真似をしたくなるような減災教育プログラムなどの情報も、今後は掲載して頂けると、横の繋がりが出来てくるのではないかと思います。影響力のあるサイトだと思いますので、益々の発展を願っております。
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