運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

リレー寄稿

地域防災の担い手をご紹介

寄稿者様への御連絡は、各御所属先へお問い合わせください。

野村一保(のむらかずやす)

名古屋大学減災連携研究センター 研究員 (日本ミクニヤ株式会社より出向)

主な活動地域
愛知県 名古屋市
最近の防災・減災活動

防災を取り組み始めたきっかけは?

2011年3月に日本ミクニヤ株式会社から名古屋大学減災連携研究センターに受託研究員として出向したのがきっかけです。それから今日まで、減災連携研究センターが実施する様々な防災啓発イベント、検討会、セミナーなどの事務局を担当させていただいております。その中で、名古屋大学の先生方は勿論のこと、自治体、民間企業、ボランティア組織などこの地域で防災・減災に携わる様々な方々とつながりを持つことができ、皆さんに引っ張られながら今日まで防災・減災に取り組ませていただいています。

ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

2022年2月25日に南海トラフ地震対策中部圏戦略会議が主催する「防災ワークショップ2022中部 南海トラフ地震臨時情報発表、その時あなたは・・・」に事務局として企画段階から参加しました。当日は縦17m、横40mの巨大地図とプロジェクションマッピングを用いて、四国沖で発生した巨大地震によって南海トラフ地震臨時情報が発表されたことを想定し、臨時情報が発表されるタイミングや内容を確認しました。愛知県体育館を借り切る大スケールで開催出来た事、国・県・市・企業・メディアと様々な立場の方々が一堂に会することが出来た事、本当に嬉しかったです。ただ開催目的であった「南海トラフ地震臨時情報の周知」はまだ十分ではないと感じています。

防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

「脱炭素社会と防災力向上の両立」「多様性も配慮した支援や備え」等々、いろいろ考える事もありますが、結局「つながり」「連携」の課題に戻ってきます。巨大自然災害に立ち向かうには、地域や業界などを超えたつながり・連携が不可欠であることは、異論無いと思います。でも、本当に必要なつながり・連携とはどんなものなのか?どうしたら本当のつながり・連携ができるのか?私自身、連携を冠にする研究センターに長く所属し、本当に多くの方とつながりを持つことが出来たと感じていますが、明確な答えを持ち合わせておりません。 とは言え、まずは難しい事は考えず、とりあえず行動してつながり・連携を持つ事が大事かなと信じています。

TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

期待することは「継続」の一言です。TEAM防災ジャパンの活動が継続し、このサイトが続いている限り、防災に想いを持っている多くの皆さんとつながりを持つことができます。これからも末長く継続して頂けることを期待します。
関連タグ
中間支援
大学・学生・若者
大学等研究機関
防災教育