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【普及啓発】コロナ禍と災害弱者 研究/香川
香川県内の研究者や学生らでつくる団体「防災教育研究会かがわ」が、コロナ禍の中で災害が発生した時、高齢者や障害者ら災害弱者を支援する態勢などについて学ぶ勉強会を始めた。2月25日に、高松市の県社会福祉総合センターで初めて開かれた勉強会では、同団体の発起人で、防災科学技術研究所客員研究員の花崎哲司さんが、同研究所の「地震ハザードステーション(J-SHIS)」のホームページ(HP)を見せながら説明を行った。花崎さんはこのHPの地図を拡大すると、格子状に分けられた区画内の人口や揺れやすさがわかることなども紹介。「自治体のハザードマップだけでは、地域の詳細な特徴がわかりにくいこともある。こうしたデータを活用し、災害弱者の支援につなげてほしい」と強調した。座学の後、参加者らは、災害弱者が災害時に自宅待機を余儀なくされた場合の自宅での避難方法を学んだ。家族が新型コロナウイルスに感染したとの想定で、感染者と災害弱者らが同居するための「ゾーニング」(区画分け)の行い方を体験した。同団体は今後、2か月に1回程度、勉強会などを行い、災害弱者への対応のほかにマンションでの防災対策も提案していく予定ということである。【3月3日 読売新聞より】
▼地震ハザードステーション
https://www.j-shis.bosai.go.jp/