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【普及啓発】災害ボランティア 進む組織化、多様性排除に警鐘

大阪府北部地震、西日本豪雨と大規模な災害が相次ぎ、災害ボランティアの在り方に改めて注目が集まっている。多くの人が被災地に駆け付けた一方、発生直後は混乱を恐れ、ボランティアの受け入れを制限する自治体もあった。阪神・淡路大震災を契機に発足し、国内外で災害支援を続ける「被災地NGO恊働センター」顧問の村井雅清さんは、「初心者のボランティアは現場を混乱させる」という言説が、活動に二の足を踏む人を生んでいると指摘する。「ボランティアが組織化され、多様性が排除されていると感じる」と危惧する。一方、自治体職員に災害時の知識が不足している現状に警鐘を鳴らし、「避難所の環境整備が23年前から進歩していない」と話す。西日本豪雨の被災地ではまだまだボランティアが不足しているとも感じる。同センター代表の頼政良太さんは「泥出しだけでなく、被災者の話を聞く存在も欠かせない。耳を傾ける中でニーズも分かってくる」と話す。村井さんは「ピラミッド型ではなく、ボトムアップ型の支援を続けることで、見捨てられる人をなくしたい」とする。【7月24日 神戸新聞より】
▼被災地NGO恊働センター
http://ngo-kyodo.org/