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【普及啓発】語り部の若者がシンポ 教職員と学校防災について考える/宮城
宮城県教職員組合などの主催で、東日本大震災の教訓をどう継承していくかを考えるシンポジウムが2月27日、仙台市青葉区で開かれ、教職員ら約30人が来場したほか、オンラインでも約60人が参加した。七ケ浜町の高校生による「きずなFプロジェクト」は、メンバーの被災体験を元にした紙芝居を上演した。石巻市立大川小の卒業生で、大川地区を模型で復元する取り組みをしている永沼悠斗さんは、「震災に向き合いたくても、自分でせざるを得なくて苦しかった。思いを引き出してくれる場があればよかった」と振り返った。学校防災に詳しい宮城教育大名誉教授の数見隆生さんは若者が活動する意義について講演。「仲間とのつながりや自分が社会の役に立てていると実感できる」と話した。【3月4日 朝日新聞より】