運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

ニュース

防災関連の最新ニュースをご紹介

記事が削除される等の理由で、リンク切れとなる場合があります。ご了承下さい。

【普及啓発】<むすび塾>「避難を最優先に」宮城の被災者、高知で強調 高知新聞社と共催

防災キャンペーン「いのちと地域を守る」に取り組む河北新報社は1日、高知新聞社との共催で「東日本大震災を忘れない~被災体験を聞く会」を高知県高知市中心部の「オーテピア高知図書館」で開催した。宮城県南三陸町出身で震災時、中学2年生だった東北福祉大4年三浦貴裕さんは避難先で人命救助に当たった一方、祖父母曽祖母が犠牲になったことに触れ「訓練を地域で繰り返し意識付けを図ってほしい」と訴えた。同県松島町のカフェ兼菓子店経営千葉伸一さんは海が近い観光地の被災について言及。「地震後、まず店の客と従業員を近くの瑞巌寺の施設に避難させた。家に帰りたいという従業員も安全が確認できなかったので帰さなかった」と振り返った。石巻市の日本料理店「八幡家」のおかみ阿部紀代子さんは「震災を教訓に同業者らと客を想定した飲食店の避難訓練を2度実施した」と話し、「もし災害が起きても備えておけば街の再生に生かせる。不安な点の話し合いからでも始めて」と提案した。東北大災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授は「被災者の生の声を聞き、学びを深めることは備えとして有用だ。ぜひ東北の被災地も見てほしい」と助言した。【2月2日 河北新報より】