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防災関連の最新ニュースをご紹介
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防災は身近な備えから 宇和島・明倫小で教室/愛媛
愛媛県宇和島市文京町の明倫小学校で10日、早稲田大学生による防災教室があった。6年生約80人が災害時の通学路の危険箇所や備えの大切さを学んだ。同大サークル「早大防災教育支援会」に宇和島市出身者が所属していた縁で2014年から開催。学生は街中に潜む危険性について紹介。「道に面した自動販売機は倒れてくる可能性が高い。住宅の塀も崩れるので近づかないようにして」と呼び掛けた。ガラスに見立てた卵の殻の上をはだしで歩く体験もあり、子どもたちは「痛い」「無理」と言いながらも、なんとか完歩した。 【8月11日 愛媛新聞より】
▼早大防災教育支援会
http://wasend-blog.com/ -
備品で担架製作、災害時の備え学ぶ 泡瀬特別支援学校/沖縄
沖縄県立泡瀬特別支援学校で8日、大災害時に足の不自由な児童・生徒を迅速に搬送する実践研修が行われ、同校の小学から高等部までの教員ら約60人が参加した。同校は2015年度から防災に関して「学校安全体制整備事業の研究校」として県教委が指定。これまで東日本大震災規模の地震や津波が発生したという想定で、訓練や避難経路の見直しなどを研究し、子どもたちをいかに早く避難させて安全を確保するかについて検討を進めてきた。この日の研修では、NPO法人「防災サポート沖縄」の長堂政美副理事長が講師を務めた。教員らは校内の備品で担架を製作。ほうきや物干し竿をパイプの代わりし、家庭用ごみ袋やTシャツをマットとして利用した。手作り担架に同僚を乗せ、階段を上り下りした。【8月10日 沖縄タイムスより】
▼沖縄県立泡瀬特別支援学校
http://www.awase-sh.open.ed.jp/ -
第3回「アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラム」助成校決定
アクサ生命保険株式会社は、「アクサ ユネスコ協会減災教育プログラム」の2016年度助成校21校を発表した。このプログラムは、アクサ生命が公益社団法人日本ユネスコ協会連盟と共同で、2014年に始まったもの。自然災害に対する備えを適切なものにするための教育を強化しようとする小・中・高等学校を全国から公募。被災地の経験や減災のノウハウを学ぶために、東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼に助成校の教師を招き、現実を見る機会も提供している。第3回となる今年は公募の結果、東北から九州までの15都道府県、21小・中・高等学校の減災教育への支援を決定した。【8月7日 保険市場TIMESより】
▼アクサ生命 第3回「アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラム」助成校決定
http://www2.axa.co.jp/info/news/2016/pdf/160729b.pdf -
津波の怖さ体感 秋田大と男鹿市が防災教室/秋田
秋田県内で過去に発生した災害について学び、防災意識を高めてもらおうと、秋田大と男鹿市は6日、「秋田大学ぼうさい教室in男鹿市」を開き、秋田市などから小中学生ら25名が参加した。男鹿市のジオパーク学習センターで、同大地方創生センターの水田敏彦教授と鎌滝孝信准教授が県内の地震の歴史を学ぶ授業を行った。災害について考えるフィールドワークも行われ、33年前に発生した日本海中部地震の慰霊碑を見学し、刻まれている波の高さから、当時の津波の大きさを感じ取った。【8月7日 河北新報より】
▼秋田大学 小中学生対象「秋田大学ぼうさい教室in男鹿市」を開催します。
http://www.akita-u.ac.jp/honbu/event/item.cgi?pro2&212 -
佐賀市アバンセ 親子で防災学ぶ/佐賀
佐賀県佐賀市で2日、県建設業協会などが主催し「親子防災体験教室」が開かれ、42人が参加した。自宅で地震に遭遇したときの危険な場所を見取り図を描きながら考えた。防災食体験では高熱に強いハイゼックスという特殊なビニール袋を、沸騰する湯に入れて米を炊き、カレーをかけて試食した。講師を務めた県防災士会は「ハイゼックスは空気をきちんと抜くことがこつ。破裂の原因になるから気を付けて」と話した。袋は2回ほど使い回すことができ、3日ほど保存可能だという。【8月8日 佐賀新聞より】
▼ふるさと元気風ネット 包装食袋を使った非常食の炊き出し
http://www.osumi.or.jp/sakata/furusatokaze/furusatokaze2/subhizyousyoku.html -
防災貢献の須崎高、総理大臣表彰受賞/高知
高知県立須崎高校は先ごろ「平成28年安全功労者内閣総理大臣表彰」を受賞した。防災教育に熱心に取り組んできた実績が評価され、全国の高校で唯一の受賞校となった。同校は2010年12月に須崎市と「防災・減災パートナー協定」を結び、12年度には有志生徒による「防災プロジェクトチーム」を結成。市民との合同避難訓練を行ったり、津波を学ぶフォーラムを開いたりするなど活動を続けてきた。「津波から逃げずに命を落とす人をゼロにしたい」と、生徒が率先して避難する動画を作製。キャッチフレーズは「そのとき僕らは必ず率先避難者になる!」。地元CATVなどで放映されている。【8月5日 朝日新聞より】
▼高知県立須崎高校
http://www.kochinet.ed.jp/susaki-h/index.html -
「こどもちゃれんじ」と熊本在住の人気YouTuber「Kan & Aki’s CHANNEL」が防災活動で協力
株式会社ベネッセコーポレーションの提供する、幼児の教育・生活支援ブランド「こどもちゃれんじ」と、人気YouTuber「Kan & Aki’s CHANNEL」が、地震から子どもの身を守る啓発活動の一環として、YouTube上に防災動画を同時公開した。今回YouTubeにて公開する動画版「じしんのときのおやくそく」は、今年3月、テレビ東京系列等で放送中のテレビ番組「しまじろう の わお!」で放送したもの。また、熊本在住の人気YouTuber「Kan & Aki’s CHANNEL」は、4月に発生した熊本地震を被災した経験から、「じしんのときのおやくそく」をベースにしたオリジナルYouTube動画を制作・公開した。【8月5日 株式会社ベネッセホールディングスより】
▼こどもちゃれんじしまじろうチャンネル「じしんのときの おやくそく」
https://youtu.be/pZqqYZ_QHLk
▼Kan & Aki’s CHANNEL「じしんのときの おやくそく♪あおにんじゃのうた」
https://youtu.be/gJDJ88Qw9VI -
大阪市の4割 浸水予想…高潮最悪時/大阪
国土交通省近畿地方整備局などは3日、過去の台風などをもとに大阪市周辺で予想される最悪の高潮と洪水が発生した場合の被害想定を公表した。被害想定は、国や大阪府、大阪市、ガス、電気事業者などで2015年3月に設置した「大阪大規模都市水害対策検討会」による指針案の中間取りまとめに盛り込まれた。高潮の場合、第2室戸台風(1961年)級の台風で大阪市にある安治川、尻無川、木津川の「3大水門」と堤防の計40か所が壊れたと想定。台風の四国上陸から4時間後には大阪・梅田の地下街で浸水が始まり、最大の浸水域は市内の38%にあたる計84.5平方キロ・メートルとなるとした。洪水被害は、大阪府枚方市の上流域で年間発生率0.1%の大雨が降り、大阪市北区の淀川堤防が決壊した場合を想定。堤防決壊の3時間後には梅田地下街が浸水し、12時間後に大阪市北、福島両区の計7.2平方キロ・メートルに拡大。鉄道は14路線の100駅が水につかるとした。【8月4日 読売新聞より】
▼大阪府 洪水リスク表示図
http://www.river.pref.osaka.jp/ -
中高生、防災士に挑戦 徳島市で養成講座始まる/徳島
中高生を対象にした徳島県教委の防災士養成講座が2日、徳島市のあわぎんホールで始まった。140人が参加し、2日間で12時間の講義や演習を受けて防災士資格取得試験に挑む。7、8人のグループに分かれて行われた図上訓練では、海と山に挟まれた街の地図を見ながら地震や津波の際に想定される被害を紙に書き出し、家庭や地域でできる対策について話し合った。講座は将来の防災リーダーを育てようと県教委が2015年度に始め、同年度は108人が誕生した。18年度までに高校生防災士500人の養成を目指している。【8月3日 徳島新聞より】
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災害への対応を学ぶ 県立日高特別支援学校で防災体験/埼玉
埼玉県日高市の県立日高特別支援学校で、災害への備えや災害時の対応を学ぶ「防災体験プログラム」が開かれ、児童・生徒や保護者、教職員、ボランティアら約200人が参加した。同校は東日本大震災を教訓に、2014年から毎年夏休みに防災体験プログラムを開催。障害のある児童・生徒を災害から守る方法を地域ぐるみで学んでいる。この日は、参加者たちが防災をテーマにしたスタンプラリーを体験。自宅の家具転倒防止策や、避難所でも役立つロープワークの技術などを学んだ。同校の防災担当の斎藤朝子教諭は「回を重ねるごとに看護師や防災士ら専門家の参加も増え、より知識を深められるようになった」と話していた。【8月2日 東京新聞より】
▼埼玉県立日高特別支援学校
http://www.hidaka-sh.spec.ed.jp/ -
土砂災害の予兆知ろう、児童ら具体例学ぶ 西予/愛媛
愛媛県砂防ボランティア協会と県砂防課による砂防学習会が2日、西予市宇和町田苗真土の中川小学校で開かれ、6年生を中心に児童25人と保護者ら計約50人が参加した。児童らは担当者から、県内は大部分が山地である上に短く傾斜が急な河川が多いため土砂災害が発生しやすいことや、災害は土石流、地滑り、崖崩れに分類されると説明を受けた。1時間の雨量が20ミリ、降り始めから100ミリを超えると「注意が必要」と児童らに警告。予兆として、土石流は山鳴りや異様なにおい、地滑りはひび割れや段差の発生、崖崩れは樹木が揺れるなどと具体例を示した。【8月3日 愛媛新聞より】
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「子どものチカラ」 中高生防災フォーラム/長野
長野県諏訪市で、第2回中高生防災フォーラムが9月17日に開かれる。諏訪市の防災研修事業で東日本大震災の被災地を訪れた小中高校生でつくる実行委員会が主催。実行委の児童生徒は「虹のかけ橋プロジェクト」に参加し、宮城県石巻市と東松島市を訪問した。一昨年の研修時に現地見学や被災者との交流で、前石巻西高校校長の齋藤幸男さんに、子どもが防災を考える機会を託されたことが発端となり、昨年初めてフォーラムを催した。今回は、小学5年で被災し語り部として活動する石巻高校2年の雁部那由多君や、被災者の心を写真のモザイクアートで癒やした生徒を例にテーマを設定した。ワークショップは「自分たちが被災者になったらどうするか」を前提に、4~5人のグループごと複数の議題の意見を交わし、「子どものチカラ」を導き出す。参加対象は諏訪6市町村の中高生と「虹のかけ橋」に参加した小学生。大人は傍聴のみ。【8月2日 長野日報より】
▼虹のかけ橋プロジェクト
https://twitter.com/nzsuwa -
高校生が本格「防災冊子」 館山総合、用途別マニュアル6冊/千葉
千葉県立館山総合高の家庭クラブが、「防災マニュアル」の小冊子を作製した。同校家政科の全生徒は家庭クラブの部員としても活動する。授業やクラブ活動を通して防災についても勉強しており、部員のうち役員メンバー10人を中心に、4月から約2カ月かけて「防災マニュアル」をつくった。用途別に「災害の備え編」「地震発生直後編」「避難所生活編」「障がい者、高齢者編」「子ども編」「食事編」の6冊に分かれている。携帯しやすいように、B5判を二つ折りにした手のひらサイズで、各編ごとに紙も色分けした。「地震発生直後編」には所持者の血液型や家族情報を、「障がい者、高齢者編」には持病や服用薬を、それぞれ記入する欄を設けるなど、万一の場合に役立つための配慮もしている。1セット(6冊)を約700セット用意。館山市に一部を寄贈した。市では、市役所一階ロビーなどで市民向けに置いている。【7月31日 東京新聞より】
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楽しく防災学んだよ 仙台の児童22人が挑戦 携帯トイレ開発、東京の高校生が指導/宮城
宮城県仙台市宮城野消防署主催で、7月28日に、夏休み中の子供たちが楽しみながら防災を学ぶ「消防チャレンジ教室」が開かれた。教室には区内の5つの少年消防クラブの児童22人と、ボランティア研修に訪れた東京の目黒星美学園の高校1、2年生24人が参加。児童らは避難タワーに備蓄された資機材の役割を学んだ後、ビニール袋を使った非常食づくりに挑戦した。同校の高校生は、災害時のトイレに関する研究の成果を発表。同校は2012年から亘理町などで交流ボランティアなどに取り組んでおり、被災者から震災直後にトイレで苦労した話を聞き、どこでも使える携帯用のトイレを開発した。参加した原町小6年の宇野零帰さんは「災害の時は自分でできることをやり、他の人も助けられるようになりたい。トイレが気になる人のことも考えたい」と話した。【8月1日 毎日新聞より】
▼目黒星美学園 特集ページ
http://www.meguroseibi.ed.jp/tabid/381/Default.aspx -
「第1回防災推進国民大会」について
内閣府は2日、国民の防災意識の向上、避難行動の定着等を図ることが重要だとして、8月27日(土)、28日(日)に東京大学本郷キャンパスにて「第1回防災推進国民大会」を開催すると発表した。「大規模災害への備え~過去に学び未来を拓く」をテーマとして、参加団体によるシンポジウムやワークショップ、各種展示や体験コーナーなど、子どもから大人までが楽しんで防災を学ぶことができる。【8月2日 内閣府より】
▼第1回防災推進国民大会
http://bosai-kokutai.jp/ -
ペットボトルで地震計 親子70人が挑戦 明石/兵庫
兵庫県明石市防災センターで30日、ペットボトルで地震計を作る講座が開かれ、市内の小学生と保護者約30組70人が参加した。京都大学阿武山地震観測所のボランティアメンバー5人が講師を務めた。工作では、単一電池に糸をくくりつけて振り子を作り、専用カッターでペットボトルをくりぬいて本体を用意。振り子の下にシャープペンシルの芯を取り付け、本体の中に入れた振り子が記録用紙に記入できる位置になるよう糸の長さを調整し、完成させた。【7月31日 神戸新聞より】
▼阿武山観測所
http://abuyama.com/ -
災害時に妊婦手助け 半田病院で専門家招き研修会/徳島
徳島県西部県民局の主催で30日、災害時における妊婦への対応方法を学ぶ「周産期等の女性にやさしい災害対策研修会」がつるぎ町立半田病院であった。妊婦に特化した研修会は県内で初めてで、県内の医療関係者約80人が参加した。国立保健医療科学院生涯健康研究部の主任研究官で産婦人科医の吉田穂波さんが「災害時に母児を守るため、私たちができること」と題して講演。吉田さんは全人口に占める妊産婦の割合は0.8%で、障害者や外国人より少ないことを示し「災害時要配慮者である認識がない地域がほとんど」と指摘。東日本大震災時には妊婦がどこにいるのか把握しづらかったことを紹介し、「平時から医療関係者や行政、防災士など幅広い人が連携し、災害時に早急な対応が取れるような体制づくりが必要」と訴えた。【7月31日 徳島新聞より】
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横浜地方気象台創立120周年記念講演会/神奈川
今年で創立120年を迎える横浜地方気象台の記念講演会が8月1日、横浜市中区の市開港記念会館で開かれる。 国立環境研究所の江守正多氏が、各地で起きた災害と地球温暖化の関係などについて解説。あわせて、気象台を含む防災関係機関のパネルディスカッションを行い、普及啓発の取り組みをわかりやすく紹介する。事前申し込み不要。詳細は下記リンクより。【7月26日 横浜地方気象台より】
▼横浜地方気象台 横浜地方気象台創立120周年記念講演会
http://www.jma-net.go.jp/yokohama/120mousikomi.pdf -
体育館で防災キャンプ 避難所作り体験/宮城
宮城県岩沼市の玉浦地区子ども会育成会は23日、同市玉浦小の体育館で、夏休み中の同校児童を対象に防災キャンプを実施した。1~6年生約130人が参加した。教諭らの指導で、避難所の仕切り作りに挑戦。持ち寄った段ボールをはさみで切って山型にした台に、別の段ボールを挟み込んで仕切りにした。新聞紙を使った食器作りにも取り組んだ。4~6年生約50人は自分たちで作った仕切りを利用し、体育館に宿泊。24日も感想文を書くなどし、防災について考える。玉浦地区は市沿岸部に近く、震災の津波で被災している。育成会は毎年、夏休み期間中に児童の健全育成に取り組んできたが、震災から5年がたったことを踏まえ、防災キャンプを企画した。【7月24日 河北新報より】
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防災用具、使い方完璧 東和 競技形式で確認/岩手
岩手県花巻市東和町の土沢地域づくり会議は24日、同町安俵の和田多目的広場で土沢地区防災訓練を行った。安全・安心なまちづくりに向けた初の取り組み。同会議は、管内の自治会ごとに組織されている6自主防災会に対して、リヤカーや担架、発電機、照明器具、ヘルメット、ベスト、のぼり旗などの各種防災用具を配備。初めに東和体育館で、花巻中央消防署東和分署による実技指導が行われ、参加者が傷病者の応急処置や搬送法について理解を深めた。続いて、6自主防災会が担架搬送リレーとお助けリヤカー競争、発電機ピカッとレース、避難物資調達競争の4種目で順位を争った。小川代表は「今回は各自主防災会でリーダー的な役割を担う人たちが参加したが、次回は女性や高齢者、子供らにも参加範囲を広げ、地域全体の防災意識を高めていきたい」と話している。【7月25日 岩手日日新聞より】