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防災関連の最新ニュースをご紹介
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【防災施策】被災時の支援受け入れ=「受援」を強化 福岡市が防災計画修正 「プッシュ型支援」も
福岡県福岡市は24日、熊本地震の教訓を踏まえて地域防災計画を修正した。市が被災したときに外部の支援を円滑に受け入れるための「受援計画」を新たに盛り込み、被災地からの要請を待たずに必要に応じて物資を送る「プッシュ型支援」を実施することなどを明記した。また、市内各避難所の一室を配慮が必要な高齢者や障害者の「福祉避難室」とするほか、外国人に情報提供などの支援を行う拠点施設を博多区に設置する。基本理念も見直し、避難所などでの性的少数者への適切な配慮も明記した。高島宗一郎市長は「『広域』という視点が新たに加わった。計画を実効性あるものにして、防災先進都市を目指したい」と語った。【4月25日 西日本新聞より】
▼福岡市 平成30年度福岡市防災会議
http://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/bousai/shisei/bousai_30.html -
【災害想定】大規模山腹崩壊現場「危険性を再確認」 日田・小野地区、地滑り調査住民説明会/大分
大分県日田土木事務所は、昨年7月の九州北部豪雨で発生した日田市小野地区の大規模な山腹崩壊現場に「広範囲な地滑りブロック(区域)が存在する」などとした調査結果をまとめ、23日夜に小野振興センターで住民説明会を開き、報告した。調査は3月上旬~4月上旬に実施。崩壊現場での土砂災害の種類を「地下水の影響を受けての地滑り」と位置づけ、「上部の一部に亀裂や段差が認められ、広範囲に地滑りブロックが存在する」と再確認した。集中豪雨など最悪の場合は、昨夏と同規模の土砂量の崩壊が発生する可能性があるということである。一方、小野川下流の3地点には地滑りブロックは存在せず、上流3地点も「存在する可能性はあるが地形的に不明瞭で活動性は低い」と指摘した。県は現在、防止対策工事実施を進めており、また、土砂災害警戒区域の拡大指定も検討する。【4月25日 毎日新聞より】
▼大分県 日田市小野地区における地すべりに関する作業状況について
http://www.pref.oita.jp/soshiki/17400/hitaonojisuberisagyoujyoukyou.html -
【防災施策】南海トラフ巨大地震 東側発生なら四国 近畿 九州7県応援出さず
総務省消防庁は、南海トラフで巨大地震が起きた場合に全国各地から派遣される「緊急消防援助隊」の計画を大きく見直した。南海トラフの東側で巨大地震が発生した場合、続いて西側でも起きる可能性があることから、高知県と徳島県、愛媛県、香川県、和歌山県、大分県、宮崎県の7つの県については、地元での被害に備え、原則として県外へ応援に出さないことを決めた。これに伴って、これまであとから派遣されるグループに入っていた北海道と東北の援助隊の出動を早めることで、西側の7つの県の消防が応援に入れない場合も救助活動を迅速に行えるよう、計画を変更したということである。一方、南海トラフの西側で先に巨大地震が起きた場合については、今後、検討するとしている。【4月24日 NHKニュースより】
▼総務省消防庁 緊急消防援助隊
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList5_5_2.html -
【防災施策】洪水などの「緊急速報メール」 国管理の全河川対象へ
川の氾濫や洪水の危険性が高まった場合に住民の携帯電話などに送られる「緊急速報メール」について、国土交通省は、来月から、国が管理するすべての河川の流域を対象に配信を始めることになった。「緊急速報メール」は3年前の関東・東北豪雨を教訓に国土交通省が一昨年の9月から始めたもので、配信されるエリアは、現在は、国が管理する全国160の河川の流域にとどまっている。新たに加わるのは、利根川や、木曽川、筑後川など133の河川で、現在配信されている川を合わせると、対象となる河川の数は293に達するということである。国土交通省は「メールを活用し、素早い避難など適切な行動につなげてほしい」と呼びかけている。【4月25日 NHKニュースより】
▼国土交通省 洪水情報の緊急速報メール配信をすべての国管理河川に拡大します!
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000945.html -
【普及啓発】「釜石の教訓」防災学習プログラムで 「津波てんでんこ」など体験 来春、国内外の子どもらに/岩手
岩手県釜石市の野田武則市長は23日、東日本大震災発生8年となる来年3月から、震災学習旅行などで同市を訪れる、国内外の子どもらに「津波てんでんこ」(高台への率先避難)など震災の教訓を伝える「防災学習プログラム」を実施することを明らかにした。観光まちづくり株式会社・かまいしDMCが受託し、森本晋也・岩手大地域防災研究センター准教授(元釜石東中教諭)や市内のNPO、自主防災組織のメンバーらと協働で開発する。同時期に完成予定の津波伝承施設(仮称)の展示を活用し、「釜石の奇跡(その後、出来事)」と呼ばれた、市立釜石東中・同鵜住居小の子どもたちの「津波てんでんこ」を実地体験したり、避難所生活を体験したりするなどのプログラムを計画する。プログラム開発にあたる市震災検証室は「震災の教訓を国内外の子どもたちに伝えることをプログラムの柱にしたい」と話した。【4月24日 毎日新聞より】
▼釜石市 防災学習プログラム構築へのYahoo!基金助成決定について
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/keikaku_torikumi/detail/1218099_2554.html -
【防災施策】災害復旧の要、土木職員が不足…不在の自治体も/栃木
栃木県内の各自治体で「土木職」の職員が減少している。道路整備や都市計画などに専門的に携わり、災害時には復旧の要となるが、昨年4月時点で土木職のいない県内自治体は1市5町に上っている。各市町の土木職職員不足を受けて、県は昨年度、県土整備部OBを市町に派遣する「県災害復旧技術アドバイザー制度」を創設したほか、災害時に取るべき行動を時系列で定める防災行動計画タイムラインを策定し、市町に提供している。今年3月には、関東・東北豪雨時の記録集「被災から復旧までの軌跡」を作成し、全市町などに配布した。記録集では、整備前と復旧完了後だけでなく、その中間の応急仮工事段階の様子も収めた写真を多く掲載し、ノウハウをわかりやすく説明している。【4月22日 読売新聞より】
▼栃木県 「平成27年9月関東・東北豪雨 被災から復旧までの軌跡」の発行について
http://www.pref.tochigi.lg.jp/h06/houdou/hisaikarahukkyuumade.html -
【防災施策】鹿児島市、火山防災で専門委設置 28日初会合/鹿児島
鹿児島県鹿児島市は24日、火山防災力の向上や防災ノウハウの国内外への発信を狙って各分野の専門家で構成する「鹿児島市火山防災トップシティ構想検討委員会」を設置すると発表した。京都大学防災研究所火山活動研究センターの井口正人センター長ら9人がメンバーとなり、27日に桜島を視察した上で28日に初会合を開く。鹿児島市では委員会を通じて鹿児島市が持つ火山防災における強みを掘り起こして情報発信するとともに、火山と共生する街としての防災力向上につなげる構想を策定。年内にも報告書にまとめる計画である。【4月24日 日本経済新聞より】
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【防災施策】避難生活ハンドブック 知識や情報網羅 震災被災者への聞き取り基に福岡市が作成/福岡
福岡県福岡市は、東日本大震災や熊本地震の被災者への聞き取りなどを基に、大規模災害時の避難生活に役立つ知識や情報をまとめたハンドブックを作成した。聞き取りは、市職員が宮城県や熊本県に行くなどして実施。避難生活で化粧ができない中で「心の支えになった」というマスクと帽子や、車中泊で実際に使っていたブランケットや車内加湿器など、被災者の実体験をふんだんに紹介している。更に、車中で避難生活を送る被災者がかかりやすいエコノミークラス症候群を予防するストレッチ方法や、避難所などで円滑な医療を受けられるよう、「お薬手帳」を携帯することの大切さも記している。市の担当者は「日ごろから避難生活はどんなものかを考えて」と注意喚起した。【4月20日 毎日新聞より】
▼福岡市 避難生活ハンドブック
http://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/bousai/bousai/hinanseikatsuhandbook.html -
【防災施策】佐伯市、全世帯に配布 南海トラフ想定 「日常的活用を」/大分
大分県佐伯市は、南海トラフ地震などに備えた「わが家の防災手帳」を作成し、市内の全世帯に配布した。手帳は災害の被害予想について触れており、南海トラフ地震については、死者数は約8600人、建物の全壊は1万5126棟の被害を想定。さらに、「海岸付近で五輪の陸上選手並みのスピード」と津波の特徴を示し、高台への避難を呼びかけている。ほかに避難所生活や家具の固定の方法なども紹介。家族の避難方法や連絡手段を確認する欄もある。市は「日常的に活用し、防災について家族で話し合うことで、備えを万全にしてほしい」としている。【4月19日 毎日新聞より】
▼佐伯市 「わが家の防災手帳」を全世帯にお配りしています
http://www.city.saiki.oita.jp/cgi-bin/news/news.cgi?num=2977 -
【防災施策】避難所トイレの環境悪化防げ 凝固剤提供、神戸市と2社協定/兵庫
兵庫県神戸市は19日、南海トラフ巨大地震による断水の影響で避難所のトイレ環境が悪化するのを防ぐため、防災用品などを販売する2社と災害時にトイレ用凝固剤の提供を受けるための協定を締結した。協定を結んだのは防災用品などを扱う「MT-NET」と「スターライト販売」。南海トラフ巨大地震が起きれば2週間で約200万回分の凝固剤が必要だが、神戸市が備蓄するのは24万回分程度で、災害時には2社が備蓄する凝固剤を市内に配送して不足分を補う。市環境局の清水雅範局長は「仮設トイレや凝固剤の備蓄を進めているが、自治体だけで膨大な量を確保するのは難しい。両社の協力を得て避難所の環境を整備したい」と力を込めた。【4月20日 産経ニュースより】
▼神戸市 災害時におけるトイレ用凝固剤の提供に関する協定の締結
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2018/04/20180419190301.html -
【防災施策】川崎市、外国人も住みよいまちへ「罹災証明」「保育申請」など資料を多言語化/神奈川
神奈川県川崎市内に住む外国人たちの意見を市政に反映させようと開かれている「市外国人市民代表者会議」は18日、2017年度の年次報告書を公表した。その中で、外国人が市役所に各種申請する書類の書き方について、英語や中国語など複数の言語で示しており、これを活用するよう市に提言している。多言語化したのは、自然災害に遭った際の「罹災証明書」の申請や保育申請の方法など。このほか、災害時の避難所運営に当たって、外国人にどんな資格を持ち、活動ができるのかを問う多言語化した「受付シート」も盛り込んだ。市が2014年につくった避難所運営マニュアルが、外国人について触れていなかったことから「多様な文化的背景を持つ人たちが協力して避難所を運営していく仕組みを、事前に準備しておくことが必要だ」と指摘した。【4月19日 東京新聞より】
▼川崎市 外国人市民代表者会議
http://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/60-7-2-0-0-0-0-0-0-0.html -
【防災施策】災害時の物資供給を円滑に 神戸市がマニュアル策定/兵庫
熊本地震での教訓を踏まえて、兵庫県神戸市は物流、流通事業者などと協力し、食料品などを避難所までスムーズに運ぶための「市災害時物資供給マニュアル」をつくった。マニュアルでは、災害直後、まず市内に運び込まれる物資の情報管理や配分の決定、ニーズなどを取りまとめる「救援物資対策チーム」を市役所内に設けるとした。物資の集積は「運び出しやすさ」が重要といい、チームと各拠点には専門知識を持った物流事業者に駆け付けてもらう。早く届ける必要がある食料品は、市と協定を結んだ流通事業者に直接避難所に運び入れてもらうとし、災害発生後24時間、2日目、1週間と段階に応じた物資の流れや関係者の役割も決めた。集積拠点のマニュアルは今後、施設ごとに策定。市は秋ごろに実際にトラックやフォークリフトを動かし、物資の搬出入方法などを検証する訓練を予定している。【4月17日 神戸新聞より】
▼神戸市 神戸市災害時物資供給マニュアルの策定
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2018/04/20180406020001.html -
【防災施策】災害時計画の重要6要素、全規定は県内12市町村のみ/熊本
大規模災害時に自治体機能を維持する業務継続計画(BCP)に、非常時優先業務の整理など「重要6要素」を全て規定しているのは熊本県内12市町村で、3割弱にとどまることが15日、熊本日日新聞の集計で分かった。6要素の項目別にみると、「首長不在時の代行者」は全45市町村が規定済みとした。これに対し、「非常用発電機や職員用の水、食料を確保する計画」は30市町村が規定できていないと回答。「非常時優先業務の整理」は25市町村、「重要データのバックアップ」は19市町村が完了していない。 職員用の水・食料確保は、職員不足などを理由に必要量の把握や備蓄倉庫の整備を段階的に進めている自治体が多かった。県は重要6要素の規定を終えていない市町村を個別に支援し、2018年度中の完了を目指している。【4月16日 熊本日日新聞より】
▼熊本県 地域防災計画「第7節 災害対応を行うための庁内体制」
https://www.pref.kumamoto.jp/common/UploadFileOutput.ashx?c_id=3&id=19236&sub_id=1&flid=100878 -
【防災施策】災害時の学校再開手順書を全校に配布…県教委/宮城
宮城県教育委員会は東日本大震災を教訓に、大規模災害時に休校になった学校の早期再開を目的とした「学校再開ハンドブック」を作成した。震災時、避難者を受け入れた学校では、授業を行う環境が整わず、自治体や町内会との調整も難航し、再開に時間がかかった。そこで、県教委は阪神・淡路大震災の被災地・兵庫県教委が作成したハンドブックを参考に、昨年6月、県内の小中高の教諭や養護教諭ら職員でチームを作り、半年間かけて議論を重ねてきた。冊子は全6章で構成され、大規模な地震や洪水を例に、被災後5~20日以内の授業再開を想定。児童・教職員の安否確認、校舎や通学路の点検、避難所運営のあり方などの手順が管理職や担任など役割別に記されている。食物アレルギーを持つ子供向けの学校給食や心のケアの対応も盛り込まれた。また、平時から各校が準備できる備品や点検項目のチェックリストも設けた。【4月17日 読売新聞より】
▼宮城県 学校安全
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/supoken/anzen.html -
【防災施策】災害時、電話で周知 高齢者らにメール使わず 犬山/愛知
愛知県犬山市は、電話を使って避難情報を市民に伝えるシステムを導入する。災害メールを利用しない高齢者などに直接電話して早めの避難を呼び掛ける。電話による災害情報の周知は県内では初めてで、全国的にも少ないということである。対象は1人暮らしなどの高齢者や視覚障害者、土砂災害警戒区域に住む人などの中の希望者。市内の町会長には全員に電話で伝える。避難準備が必要だったり、避難勧告が出たりした場合に電話して、避難場所などを最長1分のメッセージで伝える。6月からスタートする予定で、百武俊一地域安全課長は「電話による的確な情報伝達により、地域が協力して避難できる体制が取れるようにしたい」と話している。【4月17日 毎日新聞より】
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【災害想定】島根 震度5強地震から1週間 建物被害は900棟以上
4月9日に、島根県大田市で震度5強の揺れを観測した地震から16日で1週間となった。屋根瓦が落ちるなどの建物の被害は、大田市内だけで945棟に上り、県内では合わせて958棟となっている。大田市では、長引いていた断水が14日にすべて解消したが、住宅に関する相談は相次いでいて、被害件数は今後も増える見込みである。被害の程度は、自治体から支援金が支払われる「全壊」や「半壊」には該当しない「一部損壊」のケースが多いと見られるということである。島根県と大田市は「一部損壊」の住宅も支援の対象にできないか協議を進めるなど、被害の全容把握と復旧支援の取り組みが急がれている。【4月16日 NHKニュースより】
▼島根県 島根県西部を震源とする地震にかかる被災者等への支援体制
http://www.pref.shimane.lg.jp/earthquake_support.html -
【防災施策】「いざ」に備え 防災ガイド 玖珠町が全戸配布へ/大分
大分県玖珠町は防災ガイドブックを作った。町民の防災意識の高揚と啓発が目的で、4月下旬から各自治委員を通じて全戸に配布する。これまでハザードマップを作っていたが、各自治区や消防団単位の配布にとどまっていた。町内全域の避難所マップの他、避難時の注意点、災害の種類と解説などを紹介している。日頃の対策の重要性にも触れており、事前準備や減災対策などについてイラストを用いて分かりやすく解説している。町環境防災課消防交通係の宿利敬一係長は「災害の原因が複雑化しており、いつ、どこで発生するか分からない。どこが危険か、どこに逃げればいいかを知っているだけでも自分の身を守ることができると思う」と話している。【4月15日 大分合同新聞より】
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【防災施策】包括協定 外国人客の防災を 観光団体と損保が締結/宮城
宮城県白石市や蔵王町など県南地域4市9町のインバウンドの観光マネジメントを担う一般社団法人宮城インバウンドDMOと、あいおいニッセイ同和損害保険が、外国人観光客の防災・減災を目的とした地方創生包括協定を結んだ。リスクマネジメントを通じたインバウンドの活性化、誰もが安全・快適に観光できるまちづくり、インバウンド受け入れ体制の構築、地域の観光関連産業の振興などに資する取り組みで協力し合う。協定の背景には、外国人旅行者の避難対策など防災管理体制の課題がある。両者は、東日本大震災の経験を生かし、災害時に迅速に外国人観光客へ情報を提供できる手段を検討するほか、定期的な勉強会やシンポジウムを開催するなど災害に対する危機対応能力の強化を図る。【4月14日 毎日新聞より】
▼一般社団法人宮城インバウンドDMO 「あいおいニッセイ同和損保と地方創生包括協定を締結」
http://miyagidmo.org/pressrelease/357/ -
【防災施策】「土砂災害警戒区域」指定済み77%だけ 九州7県 住民への周知が課題
九州7県で、崖崩れや土石流、地滑りが起こる危険性が高い「土砂災害警戒区域」について、指定が必要と推定される14万2619カ所のうち、指定済みは約77%の11万588カ所にとどまっている。さらに危険な「特別警戒区域」は9万5188カ所に上るが、ハザードマップなどによる行政の周知は十分に進んでいないのが現状である。警戒区域の指定基準は、高さ5メートル以上で傾斜度が30度以上の急傾斜地など。都道府県が土砂災害防止法に基づく基礎調査をし、基準に当てはまれば指定する。土砂災害防止法は、特別警戒区域にある建築物の所有者に対し知事が移転勧告できるとしているが、勧告は2016年11月の福岡県の1件のみ。ある県の担当者は「勧告は、すでに崖が崩れたり危険が差し迫ったりした状態のとき。個人の財産を奪うことにもなるので慎重になる」と明かす。九州大の善功企名誉教授(防災地盤)は「同じ警戒区域でも土質などによって危険性は異なる。まずは行政に問い合わせるなどして自宅周辺の危険性を知ってほしい」としている。【4月13日 西日本新聞より】
▼国土交通省 土砂災害防止法
http://www.mlit.go.jp/river/sabo/linksinpou.htm -
【防災施策】<熊本地震2年>宮城の経験、古里で発揮 震災派遣の職員たち、インフラ復旧に奔走「東北で築いたつながり大切に」
東日本大震災後、被災した自治体の復旧復興を支援するため宮城県に派遣された熊本県の行政職員が、熊本地震で被災した地元に戻り、古里の復興に尽力している。熊本県住宅課の笹渕英樹さんは2012年度の1年間、建築技師として宮城県に派遣され、学校など県施設の復旧や災害公営住宅の整備に携わった。現在は、熊本の被災地で災害公営住宅整備の中心役を担っている。地震による土砂災害が相次いだ阿蘇市や南阿蘇村でインフラ復旧を担当する県阿蘇地域振興局の布田久雄さんは2013年度の1年間、土木技師として東松島市に派遣された。防潮堤整備や沿岸部の工業団地の跡地利用の計画づくりに携わり、「大規模な事業を動かした経験が今の仕事に生きている」と振り返る。熊本県によると2011~2016年度、宮城県内の被災自治体に半年以上派遣された熊本県職員は延べ67人。岩手、福島両県にも同期間、10人が応援に入った。熊本県内の市町村からも、40人以上の職員が宮城県内の自治体に長期派遣された。【4月13日 河北新報より】
▼熊本県 熊本地震の発災4か月以降の復旧・復興の取組に関する検証報告書
http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_23049.html