まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

伊東敦子(いとう・あつこ)

国立国会図書館電子情報部 主任司書

生月日:3月11日
出身地:神奈川県
最近の防災・減災活動:国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)デジタルアーカイブ学会誌(2018、Vol.2,No4)

・防災に取り組み始めたきっかけは?

国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)を担当していることが大きなきっかけです。ひなぎくの役割の1つに、東日本大震災に関する記録・教訓を永続的に伝え、被災地の復旧・復興事業、今後の減災・防災対策、学術研究、教育等への活用に資することがあります。記録や教訓を知ることで、災害から身を守ることにつながると思っています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

震災の記録を収集し、提供するなかで、たくさんの方とつながれたこと、ひなぎくの記録が活用されている事例を知ることができた瞬間です。先日、高校生の防災学習でひなぎくの写真を活用した事例を聞く機会がありました。若い世代がどのように震災の記録を活用し、未来につなげていくことができるのかを知ることができたことは、担当職員全員のモチベーションアップにもつながりました!


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

震災の記憶をつなぎ、防災対策などにつなげていくことの重要さを感じています。例えば、1978年の宮城県沖地震でのブロック塀倒壊の事例とその対策がつながっていれば、大阪府北部の地震での被災はまぬがれたかもしれません。あの宮城県地震で被災し、ブロック塀の倒壊をおぼろげながら記憶している自身の経験から、記憶を忘れてはいけない、つなげていかなければならない、と思う今日この頃です。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

ひなぎくは、国、地方自治体、学術機関、企業、NPOなど多くの機関と連携・協力することで、ポータルサイトとしての役割を果たしています。近年、関係する団体のウェブサイトや、企業の震災からの復興の記録などとの連携も充実してきました。これからも多くのみなさまとつながっていきたいと思います。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

日本全国の、様々な活動をしている、多くの方々とつながれる貴重なサイトだと思います。そして、ウェブ上だけでなく、ぼうさいこくたいなどで開催されるオフラインミーティング等、顔を合わせて語り合える機会があることも魅力的です。今後も新たなつながりが生まれていくことを期待します!