まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

佐々木裕子(ささき・ゆうこ)

佐々木裕子(ささき・ゆうこ)

愛知医科大学看護学部在宅看護学 准教授  愛知医科大学災害医療研究センター運営委員会委員   レスキューストックヤード(認定NPO)専門職パートナー

生年月日:8月22日
出身地:愛知県名古屋市
最近の防災・減災活動:
*防災減災活動* 2017年・18年愛知県訪問看護ステーション協議会「訪問看護師が行う減災活動・多職種で取り組む個別支援計画」研修、2018年・19年なごやナースキャリアサポートセンター「災害時支援」研修、2018年・19年愛知県半田市保健所・岡崎市保健所「医療ケアを必要とする子どもと家族の備え」研修と個別支援計画、名古屋市中川区・港区「災害時要配慮者の備え」に関する研修、2018年愛知難病団体連合会防災交流会「難病患者に対する災害時支援と減災対策」など。
*学会発表* 2019年「大規模災害で被災した訪問看護師の体験に基づき医療ニーズの高い利用者と家族のいのちを守る減災対策」、2018年「大規模災害における医療ニーズの高い訪問看護利用者の被災体験に基づく減災対策-人の繋がりを活かす-」「大規模災害における医療ニーズの高い訪問看護利用者の被災体験に基づく減災対策-子どもと家族の体験-」「大規模災害における医療ニーズの高い訪問看護利用者の 被災体験に基づく減災対策-避難所体験から-」日本在宅看護学会
訪問看護師ができる「災害時の支援」-「要配慮者」を見逃さない,コミュニティケア2017年11月臨時増刊号:「避難所の環境改善活動と地域における新たな支援」執筆 「できることからはじめよう!避難所運営の知恵袋〜みんなで助け合える避難所づくりのために〜」レスキューストックヤード発行(企画協力・検討委員長)

防災を取り組み始めたきっかけは?

低い土地で床上・床下浸水する地域で生まれ育ったこと、「アイオン台風」で親類を複数亡くしていたことに加え、訪問看護師として阪神淡路大震災で活動したことがきっかけです。
その後職能団体で訪問看護ステーションの災害対策を検討する中でレスキューストックヤード(認定NPO)と出会い、災害時の支援活動にともに取り組む中で、在宅ケアサービスの利用者をはじめ災害時要配慮者の方々の命を守る対策の必要性を認識したことから減災への取り組みを始めました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

東日本大震災や熊本地震を体験された医療ケアが必要な方と家族の体験から、減災につながる効果的な対策を明らかにする研究に取り組みました。出会った方から、「被災を想定したシミュレーションを行い、それを活かした訓練」「人のつながりを活かす」ことが最も効果的だったと意見をいただきました。それらを人工呼吸器や酸素などを使って生活される方や支援する専門職に届け、個別支援計画に活かしていただいています。
また、医療ケアが必要な方のお宅に、ケアマネジャー・訪問看護師さんと災害ボランティアさんとで訪問し、命を守る生活環境を提案する機会づくりを試みました。同じ地域で暮らす住民同士で情報共有できたことから、劇的に安全な生活環境に変化された方や、災害時に生き抜くことを諦めていた方が「絶対に生き抜いてやる」と力強く呟かれる方もありました。
こうしたエピソードを重ねていきたいと思っています。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

大規模災害時に出会ったA氏とご家族は日頃から医療機器をもって散歩し、地域の人々との「つながり」を活かし地元の避難所で過ごされ、B氏は同じ病気をもつ方との「つながり」を活かし、届けられたバッテリーで電源を確保し一般の避難所で過ごされました。このお2人のように、大規模災害時に医療ケアを必要とする人の命と健康と尊厳を守るために、顔も心も暮らしも見えるつながりを活かすことは必須です。そのために、医療ケアが必要な方とご家族とともに地域で支えあえるつながりづくりと、医療ケアが必要な方とご家族が日ごろ関わる保健医療福祉等の専門職と地域住民の方が命を守るしくみとしてのつながりづくりが一つの課題と感じています。
今後もこうした日常のつながりづくりを目指したいと考えています。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

熊本県訪問看護ステーション連絡協議会代表の木村浩美さんを紹介します。熊本地震の経験を活かされ、災害発生時に人も物も交流が図れる組織づくりと、災害時行動表の作成や災害シミュレーションの訓練などを行っていらっしゃいます。どんなに忙しくても災害に関する講演は断らない!自分たちの経験を伝え命を守ることができれば!というあたたかな&強い信念がある方です。
エンジェルランプ代表の椿佳代さんを紹介します。多くの被災地支援を経験し、男女共同参画や多文化共生の視点で減災を考えるグループを運営し、パワフルで当事者目線を大切にする心に染みる&具体的な講座が持ち味の方です。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

多様な方々とつながりを感じられる場・語りの場であると感じています。今後もさらなる発信力に期待しています!

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