まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

内田幸雄(うちだ・ゆきお)

内田幸雄(うちだ・ゆきお)

東松山市役所

生年:1974年
出身地:埼玉県東松山市
最近の防災・減災活動:
大東文化大学国際比較政治研究所シンポジウム 「震災後五年~伝えられていること/いないこと」討論者(2016年10月)
宮城県東松島市役所建設部建設課復興住宅班派遣(災害公営住宅担当 2012、2013年)

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

東日本大震災で被災した宮城県東松島市の応援に取り組んだことです。
東松島市建設課復興住宅班に配属され、災害公営住宅の整備計画策定、買取災害公営住宅事業プロポーザル実施、入居意向確認調査、入居調整、募集選考、入居者説明会、入居までの業務に携わってきました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

災害公営住宅整備計画策定時や、限られた用地へ住戸の割り振りを考える際に、入居希望者の意向を可能な限り反映できるようにと考え苦労しました。
複数回に渡る入居意向調査や個別面談(希望地区、住居のタイプ、間取り、人数、家族構成、車の所有台数、ペットの有無等々)の結果を毎晩深夜まで分析し、より多くの希望をかなえようと苦心して、全体整備戸数の決定、地区ごとの住戸タイプの割り振り、ペット飼育の可否判断などを決定していきました。高齢単身世帯が多くなることから、見守りに配慮した世代間で顔の見えるような住戸の配置、震災を共に乗り越えたペットとの共生などは特に配慮しました。
派遣期間最後に、東松島市で最初となる254戸の入居を見届けることが出来ました。入居希望者のすべての望みをかなえることは出来なかったかもしれませんが、部屋を見た入居者の笑顔を今も忘れることができません。入居申し込み時などに頂戴した、「これからやっとスタートに立てる」、「ありがとう」といった感謝の言葉が綴られたお手紙は激務の中でも心の支えとなりました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

高齢者の見守り、コミュニティの形成などは被災自治体だけでなく、日本全国共通の課題だと思います。それらに関連した震災復興過程での取り組みが、他へ波及できるのではないかと注目しています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

被災した自治体とまだ震災を経験していない自治体がうまく繋がり、情報共有を進めることです。今後起こりうる災害に備え、防災の取り組みや、発災時の行動計画の策定などにおいて、被災自治体の経験を活かし、より実践的な行動を起こすことが大切だと感じます。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

多種多様な人物のネットワークが繋がり、防災について思いもよらないような発展的な取り組みが展開されることを期待します。

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