まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

塩澤耕平(しおざわ・こうへい)

2015年6月17日

塩澤耕平(しおざわ・こうへい)

医療法人社団鉄祐会 祐ホームクリニック

生年月日:1987年2月10日
出身地:長野県駒ヶ根市
最近の防災・減災活動:
日経BP社「在宅医療から石巻の〜731日」武藤真祐 監修
HLAB 女川Tripの企画支援

・地域防災にはまったきっかけは?

復興支援に携わってからです。2012年4月から2015年4月まで宮城県石巻・女川の復興支援に関わってきました。その中で震災を経験した東北地域の方々と「地域をどう守っていくか、暮らしを紡いでいくか」というテーマで話しあうことも多くありました。そうすると、個人目線での防災から、「自分の組織の防災をどうするか」、「自分の住んでいる地域の防災をどうするか」というやや広い視点にも、自然と目が向くようになってきました。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

当たり前のことですが「つながり」の大切さです。震災後に石巻のお家を訪ねて行くと、家の被害は大きくないのに、ご近所さんや友達、家族がいなくなって、とても落ち込んでいる人がいました。反対に、自分の家に被害が大きくても、家族、職場の仲間、地域のご近所さん、信仰などの「つながり」に支えられていることで生きがいを見つけ、明るく生活されている方がいるのに驚きました。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

社会との「つながり」が薄く、不安定なものになっているのではないかと思います。特に、仕事を引退されてからの高齢の方の社会とのつながりです。都市部では核家族化と高齢化の進行に伴って、高齢者の望まない孤立がさらに深刻な課題になってきます。これは、アジア諸国の高齢化においても共通の課題です。
私も社会の新しいつながりの見つけ方、コミュニティのあり方などをこれから取り組んでいきたいと思います。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

熱い同年代で、いまも石巻で活躍されているキャンナス東北の野津さんを推薦します!理学療法士でありながら、牡鹿半島の「おらほの家」などのコミュニティの運営・コーディネートなども積極的にされていて、地域づくり・健康づくりを実践している素敵な男性です。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

「被災地支援」というと、ついつい物資や募金に目が行きがちです。しかし、長期的な支援の観点では、地域の「つながり」をどう紡いでいくかが重要となると実感しています。世界でも次々と大規模な自然災害が起きていますが、長期的なコミュニティ支援について、目を向けていければと思っています。