まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

片岡明恵(かたおか・あきえ)

宮城県教育庁特別支援教育室

生年月日:1967年2月5日
出身地:宮城県大崎市
活動:
1)講演等
 日本LD学会第21回大会
   話題提供「被災地における学校と地域の連携」
 全国特別支援学校知的障害教育PТA連合会研修会
   講話「より良い防災体制の構築を目指して!」
 静岡県立静岡北特別支援学校研修会
   講演「東日本大震災と障害のある子どもたち」
2)著者等
 ・大震災自閉っこ家族のサバイバル(高橋みかわ編著・ぶどう社)への
  執筆協力:「学校を避難所として開いた先生たち」
 ・重症児者の防災ハンドブック(田中総一郎ほか編著・クリエイツかもがわ)
  への執筆協力:「石巻支援学校が守った命」
 ・発達133号(杉田啓三・ミネルヴァ書房)の執筆
  「子ども、保護者とともに歩んできた再開後の特別支援学校」
 ・月刊「ノーマライゼーション障害者の福祉」2013年11月号の執筆
  「子供の命を守り育てる」学校の使命

・地域防災にはまったきっかけは?

3.11で感じた「無念」と「不安」と「感動」がきっかけです。学校が大好きで,昨日まで笑顔で過ごしていた子供たちを3・11で失った無念さ,震災直後のライフラインが途絶えた一週間に感じた底知れぬ不安,障害児者理解や対応が十分でないことに対する切実感,避難所運営を通して感じた人の温かさによる感動が原点です。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

常に危機感を持っていること。災害に対する絶対の安心はないと思っています。「いつ」「どこで」「何があっても当たり前」の意識を持ち,瞬時にその場で身を守る術を考える「知識」と「習慣」と「判断力」が必要だと思います。そのため早期から日常的に取り組む防災教育が重要だと考えます。防災教育の展開から親や地域を巻き込み,防災力を
高めていけると思っています。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

まだまだ当事者意識が薄いこと,不安を感じないように無意識に働く「ここは大丈夫」「私は大丈夫」という過信からか,被災県でも地域により受け止め方の温度差が大きい現状があります。そのため,当事者意識を高める必要があると考えます。「個人は命を自分で守ること,行政は地域の命を守ること」を現実的な具体策を明らかにしながら取り組む必要があると思います。そして災害弱者と言われる方々を作らないための福祉避難所(障害児者対象も含む)の設定や地域のつながりを構築できた時に,地域の防災力が上がったと言えるのだろうと思っています。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

櫻田 博先生をご紹介します。東日本大震災当時,宮城県立石巻支援学校の校長で避難所運営を指揮し,障害のある方や高齢の方,地域の方々の心のケアに努めながら運営にあたりました。東日本大震災の前から,危機管理意識の高い校長先生でした。また当時の体験を全国からの依頼を受け,お話されています。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

防災とは「たくましく生き抜く力」を身に付けることだと思います。全国各地の素晴らしい取り組みを共有し,「みんなの防災」に高まっていくように,TEAM防災ジャパンの活動を広めたり活用したりしていきたいです。