まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

石塚隆之(いしづか・たかゆき)

石塚隆之(いしづか・たかゆき)

千葉県庁 県土整備部

出身地:東京都武蔵野市
最近の防災・減災活動:石塚隆之・牛山素行(2019), 都道府県による人的被害情報の収集状況について(第2報), 日本災害情報学会第21回学会大会予稿集, pp.132-133

防災を取り組み始めたきっかけは?

東日本大震災で取引先が被災し、彼らを支援する中でもどかしさを感じて民間企業を退職。その後に千葉県へ入庁しました。
もともとネットワーク系のエンジニアや予備自衛官でしたので、市町村よりも都道府県で活躍できそうという見込みでの転職でしたが、結果として大規模災害時における国と市町村とのハブとして多くの仕事をさせていただきました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

無駄な仕事を省力化し、惰性でやっていた防災訓練とそのマニュアルを一新できたことでしょうか。
私は2014年度から2017年度までの4年間、県の防災当局(自然災害対応チーム)におりましたが、職員の動員名簿や地震対応訓練がすべて手作業に近い状態で、そのため中身の改善もなく受け継がれていました。私自身も当初は防災の素人でしたが、とにかく仕事の効率化を図り、空いた時間は自習と改善事項洗い出し、地震対応訓練シナリオの作成に充てました。
しかし、今年県が直面したのは台風であり、そのための準備が間に合わなかったことを悔やんでいます。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

都道府県レベルで対処する災害対応にはとにかく関係者が多く、その一方で市町村と比較して、県職員数の割に自分たちが直接関与できる部分は多くありません(土木や医療などの特定部局は忙しいのですが)。そのため独自の任務を持った関係者(自衛隊など)にどれだけ効率よく動いてもらうのかと、余剰職員をどれだけ市町村の現場で活動させられるかが、初動期の成否を分けることになります。
この似て非なる2つをそれぞれ担当する県職員の「つながり」をどうやって育てていくのかが課題であると認識しています。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

防災の資格や研修は数多くありますが、静岡県が静岡大学の協力を得て実施している『ふじのくに防災フェロー養成講座』の受講を通じて、防災の安直な解決法やノウハウは逆効果なときもあることを知りました。
防災に関わる実務家を主な受講対象としながらも、1年かけて実習や調査を行う本講座の修了はかなりハードルが高く、それ故に受講生はもともと各分野のスペシャリストでありながら、他に比肩するものがないほどの「防災の専門家」にもなっていると感じています。そんなわけで、講座の同期であるNHK静岡放送局のキャスター 大窪愛さんに次のバトンを託します。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

リレー寄稿やイベント紹介を見るに、防災に関する各種事業の紹介や案内としての機能が充実しています。今後はこの場を通じて直接つながれる機会も得られればと願っています。
また、JVOADはじめ民間のNGOなどの専門家との接点は防災行政部門に不足しがちなので、アピールの場としても有効でしょうか。

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