寄稿者様への御連絡は、各御所属先へお問い合わせください。
- 主な活動地域
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青森県 弘前市
- 最近の防災・減災活動
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生年月日:1997年11月17日
出身地:岩手県大船渡市
最近の防災・減災活動:家族で学ぶ応急手当(未来かなえ機構主催)、マラソン救護支援、消防団活動
・防災に取り組み始めたきっかけは?
中学3年生の時に、自宅で祖母が急病で倒れたことがきっかけです。救急車が来るまでの間、祖母の呼吸が止まったため学校で習ったことを思い出しながら心肺蘇生法を実施しました。また、東日本大震災の経験から、災害は身近なものであるということを再認識し、災害時に命を守る方法を広く普及するため応急手当の普及活動を開始しました。
・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。
高校生時代に立ち上げたBystanderプロジェクトの活動で、三陸町の学童クラブでの心肺蘇生法体験を行いました。その際にひときわ完璧な手技をする男の子がいました。話を聞くと、1年以上前に別のイベントで私から心肺蘇生法を教わり、今日まで覚えていたというのです。幼少期からの防災教育の有効性を再認識したことと、なにより覚えていてくれたことがとても嬉しかったです。
・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。
わが国では急速な少子高齢化社会が問題となっており、地方ではより顕著です。このことから、運営が困難となってきた町内会、自主防災組織は少なくないと考えられます。「津波てんでんこ」という言葉がありますが、普段から住民一人ひとりがいざという時の行動について意識し、隣近所との顔の見える関係、助け合いがより一層求められると思います。
・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。
地域の小学校などの教育機関です。東日本大震災の津波で、岩手県釜石市内の小中学生の生存率は99.8パーセント、奇跡と言われました。しかしその奇跡の裏には、津波が来たら逃げること。特に中学生は守る側として、自分より弱い立場にある小学生や高齢者を連れて避難するように、という防災教育があったといいます。このことから、講師が一方的に指導する1回かぎりの防災教育ではなく、一度教わった生徒が次の授業の際にはアシスタントとして、その後輩に伝えるという双方向の教育の必要性を強く感じます。
・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。
今回寄稿依頼をいただき、初めてリレー投稿のコーナーを拝見しました。地域や職種の異なる多くの方々の活動について知ることができました。今後も多くの方に見ていただければ、防災意識の向上につながると考えます。
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