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【防災施策】水害対策でダムの「事前放流」広がる 降雨予測外れる「空振り」懸念も/京都・滋賀

大雨に備え、ダムの水位をあらかじめ下げて貯水できる容量を増やす「事前放流」の動きが全国に広まっている。京都・滋賀では19カ所のダムが対象で、浸水被害に悩まされてきた下流域の住民から歓迎の声も上がる。一方で、放流を判断する根拠となる降雨予測は難しく、農業用など治水向けではないダムをどのように有効活用するかという課題も残っている。日吉ダム(京都府南丹市)から桂川を下って約5キロにある同市園部町船岡の集落。昨年の台風19号では各地で緊急放流が相次いだ。西日本豪雨でも愛媛県のダムが緊急放流し、下流域に浸水被害が発生したことは記憶に新しい。政府は既存ダムの有効活用を打ち出し、事前放流の運用を促している。今月上旬までに全国99水系で事前放流に向けた協定が結ばれ、京都府では淀川水系の4カ所、由良川水系の5カ所、滋賀県では淀川水系の10カ所のダムで取り組むことになった。ただ、各ダム関係者からは事前放流の実施後、降雨予測が外れ、水位が回復せず農業用水などに影響する「空振り」を恐れる声も上がっている。【7月6日 京都新聞より】
▼国土交通省 事前放流ガイドライン
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001341537.pdf