まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

堤貴明(つつみ・たかあき)

2019年4月15日

堤貴明(つつみ・たかあき)

静岡県島田市危機管理部危機管理課危機管理担当 主事

生年月日:1987年11月17日

出身地:静岡県

最近の防災、減災活動:
平成27~29年度 島田市健康福祉部福祉課にて、避難行動要支援者名簿、福祉避難所等の業務に従事
平成30年度 内閣府政策統括官(防災)付参事官(被災者行政)付にて、避難所支援等の業務に従事
平成31年度~ 島田市危機管理部危機管理課にて、現在各種計画業務に従事

防災を取り組み始めたきっかけは?

平成23年3月11日の東日本大震災を仙台市内で経験したのがきっかけです。地震に続いた原発事故により、人影がなくなった真っ暗な仙台の市街地で途方に暮れた経験があります。地元の静岡県島田市でも、南海トラフ地震や原子力災害等への早急な対策が必要とされる中で私の経験が少しでも役に立てばと思い、防災関係業務を希望しました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

地域には、モデルケースに当てはまらない様々な問題が山積しています。地道に現場に出向いて地域住民に丁寧に説明することが、その解決策の一つと考えておりますが、最初は住民の方々からの理解が得られず苦慮した経験があります。しかし、地域住民の方々も「人の命を守りたい」という思いは同じです。一生懸命対応をするうちに快く協力していただけるようになったことが仕事のやりがいを感じました。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

「向こう三軒両隣」という言葉があるように、昔は地域のつながりが強かったですが、今はプライバシーの保護や自治会への加入率の低下等で孤独な住人が多くなったと感じます。特に要配慮者と言われる方々を孤立させないことが、課題の一つと考えております。また、避難所は地域住民主体の運営が不可欠と考えます。地域のつながりをより強め、防災に反映させるためには、防災部局だけではなく、関係者との連携を行い効率的に対応していくことが不可欠と考えております。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

平成30年度、内閣府防災担当にて国、地方公共団体、民間企業の方々と一緒に仕事をさせていただきました。昨年度は、地震や豪雨が頻発した年であり、そういった方々と一緒に災害対応をすることで、島田市で業務しているだけでは得られない新たな視点やノウハウを得ることができました。また、近年の災害は広域かつ甚大な被害をもたらす場合も多いので、近隣だけでない様々な立場の方々との「つながり」を活かして今後防災行政に臨みたいと考えております。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

地方自治体は、住民に一番近い行政組織であり、一番近い存在であるが故に防災に関する理想と現実の乖離に苦慮しており、人、モノ、金等のリソースがない中、今後はどうやって課題解決に繋がるアイデアを出していくかが重要になってくると思います。ただし、目の前の業務に追われ、狭い視野で物事を考えがちなので、TEAM防災ジャパンサイトには、課題に気付くきっかけや、対応への参考とするため防災に携わる方々の生の声を提供していただければと思います。