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「第3回災害時の連携を考える全国フォーラム」レポート
「第3回災害時の連携を考える全国フォーラム」が開催されました
2018年6月12日、13日の2日間にかけて、東京・両国の国際ファッションセンターKFCホールにて、第3回災害時の連携を考える全国フォーラム(主催:JVOAD(特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク、共催:内閣府、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議)が開催されました。
12日の開会挨拶では、JVOADの栗田暢之代表理事から、熊本地震や九州北部豪雨などへの対応の経験を交えながら、災害時おける地域と支援者、支援者同士の連携の必要性など、開催趣旨について説明がありました。
オープニングのパネルディスカッション「災害対応と連携の新たな動き」や小此木八郎内閣府特命担当大臣(防災)のご挨拶をへて、2日間合計で3つのセッション、11の分科会が開催されました。
なおクロージングセッションでは、企業からの支援金を活用した「JVOAD地域ネットワークサポート助成」設立が発表され、ボランティア、NPO、社協、自治体等の連携・協働に取組むモデル地域を公募し、総額1000万円程度の資金助成が行われることが公表されました。内閣府が引き続き取組む圏域内でのネットワーク推進と相まって、地域での協働が加速することが期待されます。
なお、フォーラムには計541名が参加。内閣府が共催に加わった今回は、これまでに比べ自治体からの参加者も多くなりました。また12日の18時から行われた交流会にも300名以上が参加し、これまで以上にネットワークの輪が広がっています。
※初日、2日目の詳しい様子は続報でもお知らせいたします。
「第3回災害時の連携を考える全国フォーラム」の概要は、こちらをご確認ください。
JVOAD栗田暢之代表理事から「TEAM防災ジャパン」へのメッセージ
これまでは、災害がおきる前に活躍する人と災害がおきた後に活躍する人とが異なることも多く、連携が進みにくいケースも見られました。普段から地域の方々とボランティア・NPO等の支援側との関係をつくることで、いざという時に必要なサポートを得やすい地域となります。是非、地域と支援側との間の垣根をなくし、災害時への準備をすすめましょう。