運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

災害遺構で
地域の防災の知恵を学ぼう!

十勝岳噴火3

場所

十勝岳噴火

北海道

概要

1925年2月頃より小規模な噴火を繰り返していたが次第に活発化し、1926年5月からは小火口を形成するなど大規模な噴火が発生した。大規模な水蒸気爆発が起こり中央火口丘の西半分が崩壊、これにより生じた岩屑なだれは噴火から約1分で火口から2.4kmの地点にあった硫黄鉱山の平山鉱業所宿舎を飲み込み、さらに山頂付近の残雪を融かして泥流を発生させた。火山弾・スコリア流によるものも含めると、上富良野を中心に死者・行方不明者144名、負傷者200名、流失・破壊家屋372棟という大災害となった。 泥流被害とは、爆発により中央火口丘の北半分が破壊され、崩壊物質は北斜面を火山泥流となって流下し、途中から大量の水が加わり、美瑛川、富良野川を高速で流下。犠牲者、建造物、耕地に大きな被害を出した。

活用した主体

活用の内容

十勝岳では、火山砂防事業に本格的に着手して以降、現場技術者の間で火山防災事業を地域の一環として活用できないか、と「親と子のセット」による小学生の火山砂防事業の見学会などが開かれた。この取り組みによって、防災教育や教訓の伝承がされている。

参照先

基本データ

災害  :火山
西暦  :1926年
媒体  :地形
設置年 :1926年
場所  :
活用  :イベント(見学会)
活動期間:
主体  :
主な対象:地域住民
出典  :『災害史に学ぶ-火山編』2011

※本コンテンツは、内閣府の依頼により国立大学法人東北大学(災害科学国際研究所)で作成された『「災害遺構」の収集及び活用に関する検討委員会』報告書を元に作成されました。

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